階段を昇って、おみくじを結んで

定例の大喜利放送の準備をしていたら福祉事業団の人から電話がかかってきて、聞いてみたら前に聞いた求人案件についての進展というか、来週、職場見学ができるという話だった。今求人があるかどうかまでは定かではないので、すぐに働けるかどうか分からないけれど、もしかしたらワンチャンあるかもしれないと思ったら、かなり前向きな話でテンションは上がったけれど、もしそこでへまをしたら、と思ったら怖くもなり、期待4割恐怖6割の感情で電話を終えた。派遣すら上手く受かれない自分にとっては、またとないチャンスの可能性もある。逆に、これを逃したら終わる可能性もある。心が瞬時、複雑になり、大喜利の回答を選ぶ作業を中断せざるを得なかった。やれるなら、やるしかない。生きれるなら、生きるしかない。結局、それである。またゆっくり心の準備を進めていくとして、放送の準備を再開、その後放送も無事終えることが出来た。視聴数、コメント数に関しては安定してきていると思うので、とりあえずはキリのいいように、上半期終わり、6月くらいまでは継続しようとは考えている。生活がこの先どうなるか次第、ではあるけれども。放送終わり、Discordのサーバーでシャニマスのアイドルのダイマを題材にしたMCバトルに参加した。この前のデレマスのとき全然だったから、まあダメで元々でしょう、って感じだったんだけれど、初戦が主催のメンテさんで、向こうが割と負けるムーブみたいな闘い方だったのもあって勝ってしまい、参加者4人だった為、一瞬で決勝、しかも相手はのとさわさんだった。まあ、今度こそ終わりでしょう、とむしろ楽な気持ちでぶつかったら客判定では普通に負けたものの「まだ見たい」という審査員の金鉄さん判定で延長になり2戦目。正直自分が何を言ったのか、あまりに夢中だったから覚えてないんだけれど、ただただ思ったことを吐いていたら終わり、今度は何故か客判定で勝ち、審査員判定がのとさわさんに上がってまさかの再延長。ここまで来ると、もう言うことを全部言って終わろうっていうか、向こうが知ってる相手というのもあったし、気持ちもちょっと落ち着いて来て、ダイマ対象である福丸小糸について僕が思ってること、小糸にしてあげたいことを8小節3本詰め込んだら、途中何度か詰まったりもしたけれど、今までやったバトルの中で言いたいことが一番言えた気がして楽しかった。結果はもうどっちになっても、って思ったら、何と勝ってしまった。特殊な形式とは言え、MCバトルで初めて優勝してしまったのだった。マジで、思ったことをそのまま言っただけだし、それも不器用で拙くて、言ったら情けない内容だった気がするから、ラップのスキルもダイマも安定してたのとさわさんに勝ったとは到底思えなかったし、手応えも無かったから、全然自分ではそうでもなかったのに大喜利で勝ったときみたいな、何を思えばいいのか分からない感じではあったけれど、優勝の2文字は心にグッと来た。初めてやったウイニングラップは何を言っていいか分からな過ぎてめちゃくちゃグダったけれど、一応ではあるものの、ラップで初めて実績を手に入れられたのは本当に嬉しかった。何度も言うように、やっぱり自分の中で明確に勝ったと思えないから、次何か出来るなんて思えない、実際ラップは全く上手くなっていない。勝てたのは小糸のおかげだと言ってもいい。でも、おぼつかない足取りで迷いながらでも歩いて来た先で貰った初めての拍手喝采は、今日この夜を確かに特別にしたのだった。一瞬、たった一瞬でも「主人公」になれたのだとしたら、それ以上のことない。この不眠症の毎日への一つの光に、この勝利がなればいい。そう願いたい。