戦士の唄

金玉の件で泌尿器科に行ってきた。先週も行っていたので3回目。前回行った際に「もう1週間薬を飲めば大丈夫」と言われたものの、今日の時点でまた若干の違和感があったから不安だったんだけれど、診察して貰ったら「大分良くなっている、もう薬はいらない」とのことで、そのまま解放されてしまった。ただ、再発する可能性はあるらしく「座りっぱなしは控えること」「アルコールを取り過ぎないこと」の2点の注意を受けた。座りっぱなしは、マジで何時間もパソコンの前に座っていることが多いから気を付けないといけない。せめて座布団は敷いたほうがいいと言われたので、とりあえず枕にでも座ることにする。アルコールは、精神科の薬の影響で今は飲んでもノンアルコールだけなので大丈夫、なはず。マジで本当に、金玉とか性器のことで今躓いているわけにはいかないから、しっかりしないといけない。1発気合いを入れようと、夜はお鍋を作った。季節は秋、やがて冬。鍋の季節である。出汁を買って、野菜と豚肉を土鍋で水炊きにして食べた。土鍋があると、それだけで鍋のグレードが増すからありがたい。今年の後半も、鍋には積極的にお世話になっていく所存である。たくさん鍋をたべて、もりもり元気になっていく。いくぞ。そして今日も映画を観た。


スティーヴン・スピルバーグ監督作品。世界が荒れ果て、人々がVR世界「オアシス」にその希望を見出している世界を舞台に、オアシス創始者が残したメッセージを頼りに彼の遺産を巡る戦いが繰り広げられる様を描いたSF映画。主人公パーシヴァルと、その仲間アルテミスたちが「仮想」と「現実」を激しく行き来しながら、自分たちが心の拠り所としていた「オアシス」という世界を守ろうと奮闘するのがSFとしてど真ん中であり、やがて「仮想」を通して「現実」の生身の自分の闘いも並行し出すのがまたアツかった。日本でもサマーウォーズとかソードアートオンラインとか、電脳世界を題材にして現実の人間の繋がりを描き出す話はあるけれど、そういう話をスピルバーグが本気で金と術と情熱をかけてやり切った結果、エンタメとして隙の無い娯楽映画が出来上がった感じと言えた。VRで仲間だったメンバーが現実で集合していくところには、ベタだけれどやっぱめっちゃグッと来たし、オアシスの創始者の意思に主人公が辿り着くシーンには救いを感じて胸が熱くなった。「仮想」の中で作られたものも確かに「現実」で、でもそれは「仮想」だけに終わらない、それも「現実」に全部返ってくる。そんな両方に対するリスペクトが、この物語にはあった。こんなに盛り込んで大丈夫か?ってくらい映画とか漫画のネタのパロディが仕込まれてるのも面白かったし、スピルバーグの遊び心というか、愛みたいなものを感じられる映画でもあった。純粋に心から楽しめたので、これはかなりおススメの映画です。