処理落ちの空

昨日も上手く眠れなかった。1時間くらい、布団で目を瞑っては覚醒を感じ、姿勢を変えるのを繰り返す時間を過ごした。まるで明日から自分が拒否されているような、何かの実績を解除してないせいで次の部屋に進めないような感じだ。確かに、こんなに何も無い1日を過ごしていれば何のミッションも何のスコアも達成できていないだろうし、明日に進めないのも当然なのかもしれない。帳尻合わせくらいでもいいから、体を動かすなりすれば、疲れからスッと眠りに入れたりするのだろうか。体が動かなければ、心が動かない、というのは間違いなくある。もう1か月以上はランニングもやめてしまった。走る体力というより、走ろうという気力を失ってしまっている。丁度月が替わろうとしている、1年のカウントダウンが始まろうとしている、走るか。走らねばならないのか。我武者羅に、汗をかくことを思い出せばならないのか。そんな葛藤を思っていたら、葛藤だけで疲れてしまって、夜は鍋焼きうどんを土鍋で作って食べるだけで終わってしまった。食生活は如実に終わりかけている。これでは土鍋にすら申し訳が立たない。気を晴らすために、寝る前にツイキャスをやった。やらないと言ったのに、ツイキャスをやってしまった。やってる間は良かったけれど、終わったあとまた反動から来る虚無感に襲われた。目の前がブラックアウトするように、急に一人になる瞬間がたまらなく虚しい。たまらなく人が恋しい。まだ自分は一人じゃないと言い切れるのだろうか。友達はいるのだろうか。手の中に残るのは、確かめようのないことばかりだ。