内側の描写

昨日あたりから少し頭が痛かったのが朝起きたら悪化してて、まあ飲めば治るだろと頭痛薬を飲んで会社に向かったら、途中でどんどん気持ちが悪くなって、駅で吐いてしまった。これはちょっとまずいぞ、と会社について申告したところ、情勢も怖いので即帰宅となった。帰りの電車でまた気持ち悪くなって、途中下車してまた吐きながら、最寄駅の内科にダッシュした。熱も無く、全く風邪の症状は無いので、問診でまずコロナの可能性は否定されてホッとしたものの、頭痛がひどく「MRI」という言葉が医者から出た。PCRではなく、MRI。結構な展開に驚きながら、でもそれ以上に病気の恐怖が一瞬で勝り、午後にすぐ検査を受けることになった。受付で「あの、検査っていくらくらいかかりますか」とケチな自分が聞いてしまって、あとで恥ずかしくなった。とりあえず貰った頭痛薬と吐き気の薬を飲んで眠って、ちょっと治まりつつまだ頭痛しつつで、産まれて初めてのMRI検査に向かった。近所にMRI撮れる施設があることにまず驚いたし、こんなスッと行けるなら絶対定期的に撮ったほうが良いかもしれない。検査は、テレビで見たことある台だ~、と呑気に思いながら台に乗って「音がうるさいのでヘッドフォン付けて下さい」とヘッドフォンをつけた。ヘッドフォン?と思ったけど、現にめちゃくちゃ音がうるさくて、いやこれつける意味ある?と思ったけど、そこからアナウンスが聞こえてきて、そういう意味かと気付いた。15分とか20分かかって、なんかイメージだと台にスッと入って、スッと終わる感じがあったから意外だった。うるせー音に何とか耐えながら、いやでも、脳の中を“撮る”ってすごい技術だなって急に思った。レントゲンとかもそうだけど、体の内側を撮るって、考えたら途方もない技術だし、その上で本当に重要なことだから、ここまで頑張ってきた技術者の人に拍手を贈りたくなった。検査の料金気にしてるようなザコに感謝されてもってとこだろうけれど、医療ってすげえぜってなった瞬間だった。


検査が終わって、また結果出るまで家で待機して、それから一旦写真を受け取って(DVD-Rに入ってて、脳の写真がDVD-Rに入ってると思った)改めて問診。コロナじゃないと安心しつつ、ヤバい病気だったらどうしようって結構不安だったけれど、結果は異状なし。死ぬほど胸を撫で下ろしたくなった。でも同時に「じゃあ、あの不調は何だったのか?」とモヤモヤも残った。ひとまず薬を飲んで、それで治ったら一時的な不調、ストレス起因などで、もし治らなかったらまた受診ということで終わったんだけれど、言われればストレスにはピンと来るものがあるというか、最近仕事がしんどくなって緊急事態宣言があって、やべ~ってなった矢先のこれだったから、そういうあれこれが爆発したのか?とかなり哀しい可能性を思ってしまった。もしそうなら、今回は落ち着いたとしても、まだ第二第三の爆発があるのか?体、もつのか?と不安になって、やっぱり転職…か?でも、それって現実的か?いや、やってから考えるべきか?ごちゃごちゃした思考を、土鍋で作ったお粥で今日は流した。お粥は美味しかった。塩昆布も入れた。漬物も食べた。お粥食べて薬を飲んだら、なんだか体調も良くなった気がして、日本の食事と健康、と思った。来週の出勤に関しては、情勢を鑑みて、もしかしたら自宅待機の可能性もあるらしく、ただでさえ今、緊急事態宣言を受けて職場の人数を減らしつつやっていく感じなのに、迷惑かけまくりでまた落ち込んでしまったけれど、前倒しで始まった連休、休んで休んで、笑って笑って、生きていくしかない。そういえば、たけしの家庭の医学とか、病気に関しての番組で、そういう注意喚起だとは思うんだけれど、絶対最初にかかった病院で正しい診断にならなくて、セカンドオピニオンサードオピニオンと進んでいくの見ると、病院ってもう運ゲーか?って不安になってしまうね。ではでは。