ディスプレイに拳を突き上げろ

昨日の夜またFall Guysの配信を遅くまでやったせいで午後まで寝てしまった。
慌てて起きて、体調もだいぶ回復していたので、やる予定だったアパートの家賃の更新をしに行った。更新料が高くて、昔からこのシステムには疑問と反感しか無いんだけれど、払わないといけないものは払わないといけなくて、渋々支払いを終えた。ついでにスーツをクリーニングに出した。クリーニングじゃないと洗いにくい構造の服を毎日着ないといけないシステムにも疑問がある。世の中はこういうことの積み重ねで出来ている。諸々終えたらもう夕方になっていて、KOK、KING OF KINGS2020の配信を観た。年末のUMBとは違い、選抜して行った出場者での予選の勝者と、他の大会の優勝者を集めて「王の中の王」を決めるというコンセプトのMCバトルで、UMBの地元を背負うアツさから来る熱量とはまた違う、力と力のシンプルなぶつかり合いが観れる大会になっている。今回は例年の中でも一番メンバーの揃いが凄くて、一番展開が読めないなっていうところだったけれど、蓋を開けてみれば、呂布カルマバチバチに強豪をぶっ倒して優勝して、2年越し2回目の優勝だったんだけど、とにかく強過ぎた。呂布はラップがめちゃくちゃ上手い上で、口喧嘩がバケモノ級に強い。常々思ってるんだけれど、MCバトルって勝てば勝つほど次の闘いは不利に働く傾向が少しあって、プロップスって言葉をラップでは使うんですが、その人の実績とか戦績が積み重ねば重なるほどひっくり返されやすくもなるというか、もともとヒップホップの根底には「成り上がりの文化」があって、どうしても挑戦者側に追い風が吹くのを、呂布は「勝者」としてずっと上からの言葉を使って勝ち続けているのが凄いし、ラッパーとして成功した上でバトルしてる説得力もあるから、本当に手が付けられない。頭の回転も異常に早くて、相手の言葉に的確かつダメージを与える言葉をすぐ言えるし、たまに矛盾する瞬間があっても、話をサッと摩り替えて自分のダメージを減らす術も上手い。あれだけバトルに出てるのに、言葉の消費が無くて、常に新しい言葉を吐いているのも強い所以だし、言っても即興がメインで、強いラッパーでもコロッと負ける水物のMCバトルにおいてこれだけ勝率高いのは、やっぱ物凄いなと見ていて思った。準優勝の鎮座も、金がかかっていたからか(去年のUMB選抜でもずっと金欲しいと言い続けて優勝していた)バイブスが高くて、ムートン相手には、ずっと小馬鹿し続けつつ頭のおかしいフロウで勝ってて凄かった。個人的には希望も含め本命にしていた輪入道も、ラップのスキルは安定させながら、ライムの落としどころ、アンサーの打ち方、一つも外さず勝ち上がってて、これは今日は主人公か?と思ったら呂布に負けてしまった。呂布輪入道の試合は今日イチのベストバウトで、お互い何回もやってるから言うこともなくなる瞬間もあったけど、再延長までもつれ込む、意地と意地の闘いが観れる好バトルだった。マジで輪入道が良い奴過ぎて、相手をあげて負けるの何度も見てきたから、今年こそは王者になって欲しいが、果たしてって感じだ。それぞれ鎮座と呂布に負けたけれど、SKRYUも変態ぶちかましてて良かったし、一瞬食ったか?ってくらい呂布に噛みついたS-kineもカッコ良かった。どのバトルよりもプロップスが大事になってくる大会だと思うし、若手で勝つの一番難しいと思うのがKOKなんだけど、2人ともチャンスあると思うから、来年はフレッシュな王が見たいところ。SIMON JAPと漢のソーシャルディスタンスをガン無視した近距離のバトルもバトルって感じで良かった。毎年割と指摘されるビートの難易度問題も、今年は結構良かった気はする。マスターの判定ミスも無かったし、良い大会だった。瞬間的な熱量だとやっぱりUMBに軍配が上がると思うけど、マジで上手い奴とガチで凄い奴の対決が観れるアツさって意味ではKOKが勝る気はする。「その日のヒーロー」というよりは「一年のヒーロー」を決める感じというか、音源含め積み重ねてきたものが活きてくる、特殊な大会だなと思う。今年は予選の形式が大分変わるらしいので、来年の今日は現場に入れる情勢を祈りながら見守っていきたい。


ご飯食べるタイミングをかなり逸したので、夜遅くにブリを焼いて食べた。食べながら、去年末から観始めたかみちゅを観たら新鮮に泣いてしまった。多分この先何度見返しても、かみちゅでは泣いてしまうと思う。今日と、あと明日とデレマスの新年ライブ配信をやっていて、迷って結局チケットを買わなかったので、タイムラインが埋まっていくのを寂しく眺めたりもしていた。MCバトルは配信でまだギリ観れる(現場でアガるのが一番だけど、まだ慣れてきたほう)なんだけれど、アイドルのライブは家で一人で観てもいまいち楽しめる自信が無く、それこそ去年は何回か行ったけどライビュで声を上げる、もっと言えば現場で、って感じが性にも合ってる気がして今回は見送ってしまった。最近はDiscordで誰かとってパターンもあるし、やってる人多かったけど、個人的には通話だと集中して見れない感じがあるっていうか、ここはムズいんだけど、現場とかライビュだと自分も周りもステージと画面に向かって一方向にアガって、それ以外の言葉は発しないけど、通話だと雑談が混ざってくるからノイズになるなってのを去年の夏頃やってたライブ配信で感じて、以降やらない感じにしている。相性の問題だから、楽しめる人はそれで問題無いんだけれど、でも今回、2日ライブ観ないと相当置いていかれそうな感じもあって、割り切れば良かったとも思った。めちゃくちゃ良いライブだったらしいし、くそう、という感じだ。早く現場で声を上げられる日が来ることを改めて祈るばかり。にしても、連休、KOKの配信以外に何も予定を入れていなかったから、マジでやることが無い。何となくプロメアを観ようかなとは思っているけれど、頑張ってそれなので終わっている。人と全く会えないのも改めてしんどさとして刺さってくる。1ヵ月、生きていけるか?生きていくしか。