夢で逢いましょう

昨日朝方まで通話した疲れを引きずりつつ起床。また昼からスプレッドシート大喜利をやったんですが、そろそろ大喜利を削っていかないとまずいのでは?という気もいい加減していて、気持ち的には大喜利やってないとしんどい部分もありつつ、体裁的にも「遊び過ぎだろ」とそろそろ石が飛んできやしないかってのもあるし、普通に時間の使い方としてまずい気もしている。大喜利したいが、転職もせねばいけない。当たり前のことを言いました。今日のスプシ大喜利はJ.ナカノさん主催のAtoZ アーカイブ杯ということで、大会の様子が動画として残るものでした。ルール的にはシンプルな勝負で、最後の決勝がタイマンってのがたぶん珍しい感じだったんだけれど、そこまで良い感じに残れたのに決勝で失速して準優勝で終わってしまった。最近の残るだけパターンのやつで、勝ち上がり方として最後にピークを持っていくのが理想なところを、上手く運べなかった。最近の自分のスプシ大喜利全体がもしかしたらそうなのかもしれないんだけれど、変に守りに入っているというか、ガッと攻めきれていない部分も少し感じていて、今一度気合を入れないとって感じもある。準優勝は良いことだけれど、どうも埋もれるポジションってのもあって、優勝者がいて、その次に光が当たるのって準優勝じゃなく、負けたけど輝いた人みたいなイメージもあるし、今日はこれって答えも出せなかったから、そういう悔しさもバネにして優勝に手を伸ばして行きたい。

 

夕飯は適当に水炊きで豚の鍋を食べながら、最近周りが絶賛していた空気階段の単独公演「anna」の配信が今日までだったので、急いで買ってすぐ観た。空気階段のコントの世界観というか、完成度的に単独ライブって絶対面白いだろうなって思ってたけれど、これがめちゃくちゃに最高で、ゲラゲラ笑ったあとボロボロに泣かされてしまった。シンプルな設定の入りから急にアングラな世界がぐわっと入ってきたり、逆に変な設定の入りから、そのレールに沿って真っ直ぐなボケがずっと飛んで来たり、一癖も二癖もあるんだけれど、丁寧な作りと演技力とで全部がデカい笑いに化けていく、空気階段コント師としての力が存分に堪能できるライブだった。観ながら何度も思ったけど「鈴木もぐら」っていうとんでもなく癖のある演者がいながら、それを生かすことももちろんあるし、でも、全然感じさせないネタも放り込んで来るの、本当に凄いなと思う。邪魔になるって言うと言い方悪いんだけど、ネタの幅がどこかで限られてくるところを、単独の中で何パターンもネタの構成変えて笑わせてくるの、相当難しいことしてるなって続けてネタを見ることで改めて思った。1個1個のネタのクオリティも高かったんだけど、最後のコントが特に気合が入っていて、1時間近くある長尺のネタだったんだけど、深夜ラジオという一つのキーワードを軸にした青春と恋とを描いたネタで、ああこれは泣いてしまうかもって思いながら観ていたら、しっかり泣いてしまった。今までの他のコントの回収もしつつ、物語としての完成度も強めてからのラストは、本当に圧巻だった。お笑いだけどお笑いじゃない空気が流れる瞬間が何度もあって、お笑いを語るときに「映画的」なんて野暮過ぎて言いたくないけど、これに関しては“それ”だった。登場人物のこれからを思わず願いたくなるような、この世界の余韻にしばらく浸ってしまうような、良いコントでした。キングオブコントでやってた2本目の定時制高校のネタ、あれが好きだと思った人は確実に好きだし、グッと来るはず。好きな単独ライブの形って人それぞれあるかもしれないけれど、僕が好きで僕が観たいと思うのが、最後に全てが収束して一つの世界観にすっぽりと収まっていくような公演が好きなので、まさにその観たいやつの、さらに良いやつを浴びれた感じで、かなり最高でした。配信は終わってしまって、かなり著作権絡んだ曲の使い方もしてたから、DVDになるときにはちょっと手が加わる可能性はあるけれど、本当に良い単独ライブだったので、発売された際には是非観て欲しい。あれを見たら、これ聴きたくなるよねってことで、これだけ最後貼らせて下さい。最高をありがとうございました。

 


銀杏BOYZ 夢で逢えたら