吐いた唾の数が違う

月曜を乗り越えた先の「火曜の仕事」もなかなかしんどい、働いているときは水曜を折り返しにして、木曜金曜とどんどん週末に向けてダッシュを決めていくような感覚があったことを思い出した。「かつて自分はこれをやっていた」という、記憶喪失の主人公が何かをきっかけに記憶を取り戻すかのように、仕事のことを思い出していく。昼休憩のときに食べる唐揚げ棒が妙に美味しかったり、何も無かった毎日に、仕事を通して色が付いていくのを感じる。こんなことくらいで「色」を感じるくらいには、しばらく本当に死んでいたんだなとも感じる。海面に向かって浮上していくように、ただただ仕事をこなして上がっていくしかない。今日を終えて、実習は残り2日。今のところ仕事的には問題無いので、このままやり切れれば大丈夫、なはず。はず、と思うしかない。流れ星があったら、今はそれを願っている。夜は突発的にモニパセルさんと通話して、ちょっとだけのつもりが盛り上がって2時くらいまで話してしまった。仕事の話から映画の話、アニメの話などをした。分かりやすくオタクの早口になってしまって、逆算的に自分がオタクなのを再確認した。自分の話に付き合ってくれる人がいるという事実は、もっとちゃんと毎回噛み締めた方がいい。さあ、あと2日。いざ尋常に、である。