ファンファーレは小さめに

昨日も薬を飲んだけれど、また問題無く眠ることができた。依存してしまうのが少々怖いけれど、眠れないことのほうが今個人的には怖くある。週末には神経外科の予約も入れた。どうにかヤバいことになっていませんように、という気持ちである。お酒と合わせたら絶対まずいので、薬を飲むことによりお酒が控えられるというメリットもあった。そういえば、結構な頻度で(1日1缶とかだけれど)お酒を飲んでいたことに、飲まないことで気付いた。これから先、外で飲むことが厳しくなっていきそうだから、お酒とは距離が自然置かれていくかもしれない。昼はまた日曜のカレーを食べた。寝かせたカレーには菌が、って話をそういえばこの前聞いたんだけれど、本当なんだろうか。それならこの数十年「寝かせたカレーは美味しい」とされてきた日本の文化ごと崩れてしまう気がするから、真偽の程を教えて欲しい。今のところ、寝かせたカレーで何か起こったことは無い。夜は食べるものに困った挙句、小さくて安い肉(300円)を買ってステーキにして食べた。なんだかんだで魚より肉が安い、今は健康より経済である。帳尻合わせのように食べたサラダの味が哀しかった。そのあと、連日だけれど映画を観た。


役者志望だが上手くいかず自殺を図るもの失敗した桜井と、裏社会で殺しを引き受ける仕事人の山崎の2つの人生が、記憶喪失をきっかけにして入れ替わってしまう様を描いたサスペンスにしてコメディ映画。2人に加え、先に結婚の計画を立てたせいで必死に相手を探す香苗、山崎に仕事を依頼した裏の世界の住人工藤も巻き込んで、糸がこんがらがっていくように話が展開して行くのが面白く、笑って見れる感じの作品で良かった。二転三転して最後にどっちに転ぶか分からないストーリー構成は前評判が良かったのも頷ける上手さがあったし、堺雅人香川照之広末涼子の主役3人の演技も光っていた。人生が入れ替わるという設定も、ベタだけれど案外映画として1本やり通してるってのも見なかったし、安定したコメディ感が人を選ばないと思うので、観てみて損は無いかなという映画ですね。おススメです。