生活に根付け

初出社、テスト研修であるものの、初出社の日だった。どういう仕事とかは、ちょっと個人情報的にまずいのであまり書けないんだけれど、本当に簡単な事務というか、データ入力の仕事とだけ言っておきます。まず起きられるかどうかすら不安だったけれど、問題無く起きれて、問題無く出社できただけでも自分の中では(最近の怠惰ぶりを見ても)快挙と言えた。人事の人と軽く面談や仕事の説明を受けたあと、実際に仕事する場所に行き、そこから実習が開始となった。のだけれど、ちょっとミスってしまって、パソコンの操作ミスをやってしまい、実習が止まって死ぬほど焦った。終わったか?と思った。上司の人は全然大丈夫ですよみたいなことを言ってくれたれど、初日から終わったか?と思った。再開してから、何とか取り返そうとめちゃくちゃにキーボードを打った。絶対にこのチャンスを逃してはならない、というただその一心だった。気づいたら退勤時間になっていて、マジで一瞬かと思った。仕事とは一瞬なのだと思った。明日からはより取り戻すの気持ちを抱き、退社した。昼を食べたはずなのにお腹が減って、仕事とはお腹が空くことなのだと思った。パンを買って食べた。家に帰って寝転がったら寝落ちていた。仕事とは寝落ちなのだと思った。起きたら7時を回っていて、実はこの日、毎週水曜に新橋で行われているサイファーに参加しようと思っていたので、焦って起きて、家を飛び出した。幸い、主催の人が仕事で遅れる関係で間に合ったので良かった(サイファーに途中から入っていくのは流石にちょっと怖い)新橋サイファーはマジで知り合いの一人もいないことを覚悟で行ったら実際いなかったけれど、最初に話しかけた人が良い人で、そこを中心にサイファーをやっていったら、これがずっとめちゃくちゃ楽しくて凄かった。もっと全体的にゴリゴリな感じとも思っていたけれど、自分くらいの初心者も全然いたし、ラッパーとして本格的に活動している人もいれば、サイファーをただただするためにする人もいて、結果そのバラバラな感じが居心地良いというか、とりあえず8小節頑張って蹴れば反応が返ってきてサイファーやっぱ楽し過ぎると思ってしまった。こんな遊び、正直ずっとやってしまう。あとはスキルさえもっと身に付けば、堂々とラップできるんだろうから、場数をただ場数で終わらせないよう、糧にしていければ一番良い。秋葉原でもそうだったけれど、入る輪によっては話題の相性とかスキルの違いとかもあるから、本当にそこさえ見極めて、自分とフィーリングが合う輪に入れれば、外のサイファーはやっていけるかもしれないと、新しいサイファーに挑戦してみて思った。新橋は平日だから行きやすいし、今後も行ける暇があったら来てみたい。結局、終電までラップしたあと新橋を辞して、家まで帰った。初出社からの初新橋サイファー、とんでもない1日である。昨日の残りのカレーを食べながら今日を反芻し、明日からの仕事を想った。まだいけるか?まだいけるぜ。