暮らしの唄

ラヴィット!健康生活はどこへやら、昼過ぎに起きて木曜恒例の大喜利放送の為の準備をした。昨日朝までサイファーをやっていたから当たり前なのだが、起きてからも全然眠かったし、準備を終えてからもちょっと寝てしまった。もうこんなことはしない、最近サイファーで体を壊していないか心配もされるし、生活習慣は急速に改善していかなければならない。夜はトンカツを食べた。健康を考えたら、すぐ手に取れるところにトンカツや唐揚げがあるのは絶対に良くない。もっとこう、海藻とかとろろとかを置いておくべきだ。放送は今回も上手い感じにいったし、回答へのコメントの量で言うなら今までで一番跳ねた気がする。今回人が多かったからか、回答の強度があったからなのかは判断つかないけれど、自分が面白いと思ったものへのリアクションが返ってくるのがありがたいので、次への糧にしていきたい。回答をnote記事にまとめたあと、先週借りてそのままにしていた映画のDVDを観た。


下北沢の街を舞台に、主人公の荒川青を中心に下北で暮らす人々の生活を群像劇的映画。恋愛だったり人生だったり、何も起こっていないようで小さい何かが街の中で起こり続けていく、そんな光景の連続にフッと笑える瞬間があって、何も強い風が起こらないこそ心に刺さる、良い映画だった。ちょっとずつ登場人物たちが交わることで、それぞれの輪郭が増していって、青のことを徐々に好きになったり、他の人物も、最後には風景全体、街全体ごと好きになっていく感じがすごく良かった。映画のキャッチコピー「誰も見ることはないけど、確かにここに存在してる」の通り、1人1人の人間に強い光が当たることは実際無いし、ドラマはドラマ、現実は現実だけれど、みんな愛しくて「街の上」で等しく生きている、生きていくだけなんだよなと、エンドロールを見ながら思った。返却期限が今日だったので、見終わったあと、ランニングも兼ねてTSUTAYAまで走った。青臭いかもしれないけれど、深夜、車すら走っていない道を歩くのが好きだ。誰も居なくて、自分だけが居る感じが好きだ。この街の上で、まだ息をするための方法を、今、探している。夜中の、誰の為でもなく光っている信号機が、何故か急に愛おしく見えた。