限界を知りたくない人の一歩目

今日はラヴィット!で起きたあとも、作業など(と言っても、大喜利関係だけれど)をすることで倒れないで済むことは出来た。やるべきことがあるなら立っていられる、その一つの証左とも言えるかもしれない。やっていたのは夜に放送する大喜利放送の為の回答選びやスライド作成で、本当にこういうことならずっとやれてしまうのに、これ以外が何も出来ないのは何なんだろうと思う。人生だけが出来ない、人生が一番出来ないといけないのに、人生が出来ないから難しくて辛い。周回遅れ過ぎてもうジュゲムすら旗を振っていない。夜は面倒だったので、インスタントカレーと申し訳程度にサラダを食べた。納豆をカレーに入れることで、健康な顔だけをした。大喜利放送は今週も無事やり終えることができたけれど、本当に自分が面白いと思ったものを紹介しているだけだから、自分が楽しいは当然として、果たして聴いてる人がどう思っているのかの手応えがいまいちまだ感じられないという不安は依然残っている。自分がどれほどの説得力があるのかも、客観視するのは自分で難しいし、とりあえずこっちに任せてもらうしかない方法である以上、自信をもってやり切るしかないのだけれど、この喉に引っかかった骨のような不安が、やり続けることで解消されるのか、今は全然分からない。何だかモヤモヤして、そのまま寝るのが嫌で、時間的にはもうアウトなときだったのに映画を観てしまった。


フランスで行われる世界的なカーレースであるル・マン24時間レースにおける、フォード社とフェラーリ社の争い、それに関わることになった元レーサーのシェルビーとレーサーのマイルズの友情を描いた映画。レースの知識もル・マンも名前だけ知ってる程度の知識で観てみたけれど、シェルビーとマイルズという立場の違う2人がやがて絆で結ばれ、フォード社の上層部とも闘いながらル・マンという大舞台に挑んでいくのが、シンプルに物語として面白く、問題無く観ることが出来た。後半を占めるレースシーンの迫力もカッコよく、これはレース好きだと相当盛り上がるだろうなとも思ったし、実際、24時間走るこのレースに興味も沸いた。タイトルからだと、ただメーカー同士の固い話として想像してしまうかもしれないけれど、その実、男の男の熱いレースへの情熱を描いた話として良かったので、観てみても良いと思います。