対世界とか言う

あえてお酒飲んで眠るという強硬手段で何とか眠れたものの、起床には失敗。精神科の予約を入れていたので、起きて速攻で向かうことになってしまった。病院には完全に睡眠薬を貰うつもりで行った。いつもの先生がいないとのことで、もしかしたらいつもの先生より良い先生と出会えるのでは?と思ったら、全然若い研修医みたいな医者が出てきただけだった。眠れない旨を告げ、前より少し強めの薬を貰って帰った。これで眠れなければまた強い薬をと、どんどんドツボにハマっていくかもしれず、これに賭ける気持ちが強い。依存とかもちょっと怖いけれど、とにかく眠れて欲しい。夜は気合いを入れる意味で鍋にした。もとい、普通にめんどくさいから鍋を作っただけだ。野菜と豚肉と豆腐の鍋。ポン酢に漬けた肉を口に入れた瞬間の幸福感、この為に冬はあるのだと思う。しゃぶしゃぶの食べ放題、昔1回行ってかなり楽しかったから、いつかまた行きたい。何の気兼ねなしに肉を茹で続けたい。鍋で温まったあと、また映画を観た。


新海誠監督作品。地元の島から家出した青年帆高と、彼が出会った晴れを呼ぶ力を持つ“晴れ女”陽菜の2人が、いつしか世界の大きい運命に巻き込まれていく様を描いたアニメ作品。新海誠が「君の名は。」が大ヒットして次に出した映画で、公開当時あんまり話題にならなかった印象が勝手にあって、それでなんとなく見てなかったんですが、世界観的には君の名は。に近いところもあるというか、日常世界と非日常の世界がすぐ隣り合わせで、それにふとしたきっかけで主人公が巻き込まれたり、受け入れたり、ときに立ち向かっていくのが、SFとして王道の面白さがあって良かった。「大きい世界」と「小さい自分たち」の対比になっていく中で、帆高がゆっくりとだけど確かに「世界か、君か」に向かって行くのが恋愛ものとしての強度もあり、RADWIMPSの音楽も相まって最後は泣いてしまった。RADの音楽がふんだんに使われ(構成にも関わっているらしい)ミュージカル的な趣もあった。ちょっと言うとしたら、帆高自身の背景があんまり見えなくて途中まで入り込めなかったのがあったかもしれないですかね。君の名は。観て、自分みたいにそこで止まってる人いたら、観て見ても全然損はしないと思います。おススメです。