彼が追いかけたモノ

昨日は時間も遅く、そのまま眠れそうだったので薬は飲まないで寝たら、実際そのまま寝れたのでホッとした。睡眠という当たり前はとっくの昔に崩壊している、寝れたら勝ち、寝れなかったら負け。もはや勝負の領域になりつつある。昨日の鍋の残りでうどんを食べて昼食にしたあと、TSUTAYAにDVDを返しに行った。昔ならついでにディスクユニオンに寄って中古CDなど眺めたものだが、そんな余裕も無いのでサッと帰って電車に乗ろうとしたら、人身事故の影響で電車が止まってしまい、30分ほど足止めを喰らった。このあと夕方からスプレッドシート大喜利をやる予定があったので、微妙に焦りながら再開を待っていたら、結構ギリギリな時間で電車が動き出して、遅刻はしたけれど致命傷にはならない程度で済んで良かった。もっと早く家をサッと出てサッと帰ってこれば良かった。スプレッドシート大喜利は3104さんの会で、初心者の人がいたり普通にいつもの人がいたりと、混ざった感じが面白かった。車座で何週かやる、ゆるい会だったけれど、空気も良くてずっと盛り上がって良かったし、自分的に結構手応えのある出来で終われたのも良かった。やっぱり長めの時間使ってやる大喜利が一番向いているのかもしれない。大会でどうするかとかはまた別途考えないといけれないけど、これはこれで受け止めて、積み重ねて、糧にしていきたい。夜はカレーを作って食べた。カレーを作るというスイッチを入れると、ちょっと気持ちが回復する気がするから不思議だ。大喜利W杯の最初の投票が始まったので、しばらく画面を睨み続ける時間があった。大きい大会が始まって、その最初の投票がさあ始まったぞという空気、ヒリヒリしていて好きだ。しばらくと書いたけれど、この1週間、睨み続けると思う。気持ち的には片目でそっちを見つつ、また映画を観た。


クリストファー・ノーラン監督作品。妻を殺されたショックで記憶が10分程度しかもたなくなってしまった男が、その短い記憶を自らの体にメモとして刻みながら、犯人を追い求めていくサスペンス映画。現在から過去へと、時間を逆行して進んでいく構成が特徴的な作品で、主人公レナードの記憶をこちらも一緒に追っていくことにより物語の全体像が徐々に分かってくるんだけれど、その中に巧妙にトリックが仕組まれていて、最後の結末で騙されるという、サスペンスとして本当に見事な作りになっている。前に観たのが大分昔だったので、曖昧な箇所も結構あり、新鮮な気持ちで観れて良かったし、改めてよく作られているなと感心させられてしまった。ノーラン作品は「記憶」や「時間」がテーマになっていることが多く、この前観たTENETなどもまさにその一つだけれど、メメントは最近のノーラン作品ほど複雑ではないし、全体のスマートさや騙し方が綺麗なので、むしろ最近の作品より観やすいと思うので、まだ触れたことがない人や、ノーランよく分からないって人は是非1回観て見て欲しい作品ですね。おススメです。