頑張り屋の祝祭

ここ数カ月、月1大喜利の一回りで行われているネタ見せ(+大喜利)会の、そのアイマスバージョンが開かれるということで参加をして来た。そもそも、主催のヅカマゲドンさんと最初にやりたいですねみたいな話をしたのが自分というのがまずあった。本来ならネタもやりたかったけれど、気持ち的にネタを考える余裕が結局無く、大喜利の部分だけ参加し、ネタはただ観覧させてもらう形になった。先週借りたDVDを渋谷で返したあと、天下一品を食べ、いつも何故かホームが混んでる井の頭線で会場のある永福町に向かった。マジで大喜利でのみ訪れる町、永福町。会はまず大喜利で始まり、そのあとネタという流れだったんだけれど、大喜利の段階から全体的にウケもよく温かい感じで、その良い空気のまま始まったネタも、マジで1組目から爆ウケで「これ、ヤバいんじゃないか?」と思っていたら、最後までヤバいまま終わって、控えめに言ってとんでもないネタ会になってしまった。順番は抽選で決めていたものだったのに、トップバッターのたけのくちさんのネタが、本当に最初に相応しいネタでめちゃくちゃ会場が温まったのがまず凄かったし、結果論とは言え、全て良い香盤になっていた感じがした。とにかくFANさんのコントの出来が素晴らしく、例えば家で一人で集中して見ていたら泣いてたんじゃないのか?というくらいの、お笑いとしても物語としても良質で、アイマスという要素があるから難しいんだろうけれど、これをどうにか伝えられないものかと思うくらい良いネタで感動してしまった。ネタをやるのは初めでだったひらはらさんのネタとかも、アイマスを抜いてもピン芸として強度が凄いネタで唸ってしまった。舐めてたわけではないけれど、もっとゆるい感じを想定していたので、今日ネタをやらなくて良かった…と流石に思ってしまった。会終わりのノリで、次あったら電子レンジさんと組んで何かやろうみたいな話をしたので、もしかしたらやる可能性はあるけれど、あの中でやりきれる自信は、あんまり無い。会終わりで、場所を吉祥寺に移してちばちゃんで打ち上げをした。久々に眺める唐揚げの船を囲みながら、今日のネタの良かった話、お笑いの話、アイマスの妄想話などをして笑い転げる時間を過ごした。いつか当たり前だった時間が今目の前にあることに、まだ現実感が無い。奪われた1年間の後遺症がここにある。比喩としても、物理的な現象としても、外で思い切り呼吸できる日が来るよう何度も、何度も、願ってやまない。