海が見たいと誰かが言った

ハローワークで勧められた生活を守るための区の補助制度みたいなやつの為に、電話をしたり準備をしたりした。これがもし通れば大分楽になるから頑張りたいんだけれど、事務的な連絡をするだけでも疲れてしまうので、大分しんどくなってしまった。前はそんなことなかったのに、今は電話口で簡単な説明をするだけでも言葉に詰まってしまってヤバってなるときが結構あって落ち込んでしまう。絶対ヤバい奴だって思われたと思うと、そこからまた言葉が出なくなる悪循環。自分と社会の間にどんどんフィルターが生まれていくのを感じる。自分が終わりに向かっているのを感じる。本当に人生に戻れるのか、日ごとに自信が無くなってきて嫌になってしまう。ブランクというか、単純に「やる機会が減った」だけだと信じたい、まだ人生を「やれる」って信じたい。そんなことを毎日毎日、考えている。夜はいい加減何を食べるのに迷うにも飽きてきたけど、迷いに迷って、鶏肉が安かったので親子丼を作った。砂糖が切れて入れれなかったからか、親子丼は薄くて今の人生みたいだった。そのあと3104さんとまたTRPGをやった。海に関するシナリオで、余韻の残る話が今の自分に染み入るような感じがあった。幾つか候補があった中で海の話を選んだのは、今思うと自分の心境が海を求めたのかもしれなかった。3104さんのTRPGにおけるホスト力が本当に凄くて、TRPGにいまだに苦手意識があるのに毎回やりやすくて感動してしまう。自分はこんな風に人にうまく気を配ることなんて到底できない。優しくなりたい、強くなりたい。なりたいばかりの人生だ。自分がなれるのは、自分でしかないのに。それは未来永劫変わらないのに。