わかっちゃいたけど止められない

案の定というべきか、やはり来やがったかというべきか、早朝頃に、調子の悪さを感じて目が覚めた。熱を測ったら微熱程度だったけれど、頭痛と体のだるさがひどく、プラスして逆流性食道炎も併発して胃も痛いという最悪の状態。予め買っておいたウィダーインゼリーを飲んで薬を飲み、眠って、昼に起きてまたウィダーインゼリーを飲んで薬を飲み、また眠る。完全に風邪を引いた日の生活リズムで一日を過ごすことになってしまった。ポカリもたくさん飲んだ。熱があるときのポカリ、あまりに体に適し過ぎていてびっくりした。フラフラする体で、何度か近くの自販機までポカリを買いに行った。スラムダンクの翔陽戦で三井寿がアホみたいにポカリを飲んでいたのを思い出した。いくら飲んでもポカリは美味しく、喉を清流の如く通り抜けていった。夜はさすがにウィダーインゼリーでは足りなさそうだったので、これも買いこんでおいたカップ焼きそばを食べた。ラーメンだと汁が辛そうだからと焼きそばにしたんだけれど、焼きそばもしんどくて、二口食べたら無理になって薬をすぐに飲んだ。さすがに3回飲んで寝ている頃には体調も回復してきて、アメトークを笑って見れるまでにはなっていた。残っていたカップ焼きそばを食べて熱を測ると36度後半だった。ここから上がらなければ大丈夫なはず、そう願いを込めて横になった。頭には今日一日ずっと載せていた濡れタオルがあった。旧時代的だけれど、これがあるとないでは大分違う気がした。ポカリと濡れタオル、令和になろうがロボットが空を飛ぼうが、熱があるときはポカリと濡れタオルだ。反応が出ているということは、体に抗体が出来ているということ。前向きに考えながら、明日の目覚めが良いことを再び、祈った。ポカリの夢は、見なかった。