器の美学

気付けば一瞬のうちに過ぎ去った誕生日の翌日に待っていたのは、何も無い月曜日だった。疲れでひたすら寝つつ、Twitterの誕生日ツイートについていたお祝いリプへの返信をひたすら行った。ありがたいことである、本当に人にだけは恵まれている。自分という人間にだけは恵まれなかったのに、どうしてなのか。昼は日高屋に行った。最近はラ餃チャではなく、サービス券を使って麺を大盛りにして食べることが多い。あまりに貰えることで、世の中のサービス券の中で一番価値が薄いともいえる日高屋のサービス券だけれど、使えるのなら使ったほうがいい。麺は多いほうがいい。帰って誕生日リプをまた返しつつ夜はレトルトカレーを食べた。昨日貰ったカレー用の皿がかなり良くて、早く使いたいという子供みたいな感情からだった。皿なんて東京に来てから買った記憶が無い。食器レベルで考えても、ダイソーでコップを買ったくらいだと思う。新しい皿で食べるカレーは、レトルトカレーに感じない美味しさがあった。気がした。あくまで気がしたくらいの話だけど、新鮮さは間違いなくあって、自炊の充実感がこれでちょっとは回復するかもしれない。皿への期待、高まる。ボケクエという自分も参加していたネット大喜利のデカいチーム戦が終わった。結構前に負けてから外野感があったけれど、やっぱり最後の最後までドキドキして見守りたかった気持ちが改めて芽生えて、来年こそ、と思った。来年自分がどういう状態でいるのかは想像もできないけど、当たり前みたいに、来年こそ、と思った。先の話をすると笑うのは鬼なのか、それか死神なのか。せめて前者であって欲しい。