いらんチャプター

二日連続で悪夢を見た。今日のは昨日以上に具体的で、生々しかった。スーパーでアルバイトしていて、おそらく入ったばかりの自分がレジでミスを繰り返すというリアルな夢で、起きたあともそのスーパーの質感みたいなものが自分の周りに漂っているような感じがして嫌だった。大学のとき実際にスーパーでアルバイトしていたことはあって、とりあえずバイトといったら接客しか無くて消去法で選んだだけだったけれど、ミスもポロポロしたし、接客にはずっと慣れなくてビクビクしながら仕事していた。1回、お釣りの受け渡しを手間取って、その小銭を拾った客にめちゃくちゃ怒られて(ちゃんとお礼を言わなかったとか、そんなことを言われた)「クレーマーだと思わないで下さいね」と捨て台詞みたいなことを言われたのを、いまだに思い出しては怖くなることがある。「アルバイト」という、上に社員がいて困ったら助けを求められる、という立場でなかったら、およそ接客なんて出来なかったし、今も出来ないと思う。そもそも人とちゃんと目を合わせて話せない人間に、とても向いている仕事とは言えない。悪夢の余韻を引きずってふらふらとしながら起き上がり、最寄りの障害者福祉センターに行き、手帳申請の為の書類を貰った。窓口の人が親切で優しかった。未来は未確定でも、今はとにかく前に進むしかない。行きに降っていた雨が帰りには止んでいて、良い兆しだったらいいなと思った。これは今日は勢いをつけるために、頑張ってご飯を作らねばと思い、気合いを入れて餃子を焼いた。餃子を焼きながら、餃子をまだ焼ける自分にホッとした。自分で焼いた餃子が美味しいことにホッとした。なんか声を出したくて、ビールを飲んでツイキャスをやった。取り留めない雑談を繰り返している時間だけ、心が自由になれる気がした。これから、これから以上にしんどくなっていくだろうから、しんどいときは声を出していこうと思った。セイホー、その際、どうか声が返ってきますように。