宇宙と言う人もいる

「魚折祭」という関西で落語やネタをやっているウォーリーさんの独演会の、大喜利の部にありがたいことに呼んで頂いたので、新宿の劇場で大喜利をやってきた。一部はウォーリーさんの落語独演会、二部は大喜利、三部はまたウォーリーさんや客演含めての落語と、なかなか見たこと無いタイプのライブで、一部の落語は客席で観たんだけれど、これが本当にめちゃくちゃ面白くて、落語を観たのはこれが二回目(Twitterで初めてと発言したんですが、よく思い出したら昔、関西で1回観たことがあった)だったけど、三席、どれも題材も新しい上に分かりやすくて、ずっと笑いっぱなしだった。ウォーリーさん自身が「落語とは一人コントみたいなもの」ってことを言ってたけれど、話術によってどんどん展開されていく世界はコントのようで、しかもそれをただ一人で座って演じ続ける、そこに途轍もないカッコよさを感じた。客演で入っていた講壇も面白かったし、今日大喜利に呼ばれなかったら触れることがない機会だったなと思って感慨深いものもあった。二部の大喜利の部は、落語の間の時間ということで、客層含めてどんな空気になるのかおよそ想像つかなくて不安だったものの、知り合いの大喜利の人が結構来るみたいな話を聞いてちょっと安心して臨むことが出来た。蓋を開けてみれば、お客さんが相当温かくて、みんなバンバンにウケるし、自分も結構ウケることもできて、途中からはかなり落ち着いて大喜利することが出来た。なんだかんだで1時間半、ひたすら大喜利やるということになり、なかなかストイックな形式だなとは思ったけれど、自分としては大喜利は無限にやっていたいくらいなので、充実感があった。疲れもあったのと、翌日の為の準備があったので三部は見ずに、ウォーリーさんにお礼を言ってそこで退席し、知り合いと軽くご飯を食べてから帰った。落語は大満足、大喜利も楽しくて、良いライブに関われてそこは最高だったけれど、大喜利の出来としては、安定してウケたけれど「その日イチ」ってのは出せなくて、それを出すのは至難の業だとしても、自分のような地味な大喜利をしてると「その日イチ」を出すくらいじゃないと記憶に残らないんだなってことを、前の荒城の月とかもふまえて思ってしまったので、こうして出させて頂ける機会があったらば、めちゃくちゃ頑張ろう、と改めて気合いを入れた。ウォーリーさん、この場を借りましてライブお疲れ様でした。またこちらに来る機会などあれば、よろしくお願い致します。