気付いたら祝ってばかりの両手だ

EOT第8章に出場してきた。大会の前に、今度デレマスの人相手にやる初心者会の打ち合わせのため、J@Qさんと合流して日高屋に入って話し合いをした。内容はほぼほぼ決まったのに、会の名前だけが決まらないのが変だった。あと、ラ餃チャセットを頼んだつもりが、何故かW餃子定食が来てちょっと食べるのに手間取ってしまった。EOTは前回のタッグ戦と違い個人戦。それで70名を超える人が出るのだから、そりゃ盛り上がるだろうし、同時に厳しい戦いになる。隣に座ったヨシダ in the sunさんと始まる前に雑談したら同じブロックになり、しかもそこがめちゃくちゃ厳しい組だったので、2人で大騒ぎしたりした(そのあと、吹っ切るために他のブロックの抽選に「ええやん」を連呼するザコシになった)ブロックは2番目のBで、あんまり最初の方の組自体ってのも嫌だったし、さっきも言ったように強い人に囲まれて嫌だなって感じだったんだけれど、EOTは全体順位(前半・後半からそれぞれ8人)からの勝ち抜けなので、そこに唯一の課望みを抱きつつ壇上に上がった。最初からいまいち集中しきれてないなって気持ちだけがはっきりあって、1問目は明確に落としたし、そこから取り返そうとした2問目3問目も乗り切れないまま、でも周りのウケは認識できたのもあり、終わった段階でもう負けをほぼ確信してしまった。まあ今の自分はこんなもんか、と諦めつつ、もっと出来たかもと思いつつ、そのあとはただただ残りの予選を見守った。どのブロックもめちゃくちゃ盛り上がってて、予選の合間の休憩時間では「誰誰は行った」みたいな話に時間が費やされていく中、そこに自分がいないことに歯噛みをした。せめてもうちょっと、希望を抱けるくらいで終わりたかった。本選進出者は、当確だなと思ったところがちゃんと受かったり、逆にここが落ちたんだってのもあり、悲喜こもごもといった感じだった。1本(満票)をかなり取って沸かせていたまな!さんやはるばくさんが落ちていて、本当に加点としてのEOT予選の厳しさを悟った。本選は予選以上の熱量というか、まあタイマンだし勝ち上がってきた勢いがそれぞれあるから、まあ当たり前っちゃ当たり前なんだけれど、六角電波さんが優勝者としてヒールの立ち振る舞いで、きりまるさん、電子レンジさんという追い風が吹いている相手を力で叩き潰していくのとか、凄過ぎたし(本当にこの日の六角電波さんはめちゃくちゃだった)タルタルソースさんが予選から自分だけの空気感で爆ウケしたあと、本選でもウケ続けて決勝まで上がったのも最高にアツかった。決勝はタルタルさんと、初出場ながら、力と技と緩急と、普段のスタイルからブレずに予選を勝ち上がり、六角電波さん相手に真っ向勝負で勝った赤黄色さんの対決で、ここが今日イチの盛り上がりというか、EOT史上一沸いた決勝といっていいくらいの試合で凄かった。あんまり文章で説明しても面白さが伝わらないから動画を観て欲しいんだけれど、この2人の組み合わせじゃないと成り立たない、バチバチではないけれど、一つのセッションを見ているかのような、互いに高め合うみたいな対決で、再延長までもつれ込んだ末に、勝利を手にしたのは赤黄色さんだった。初めて出てきてこんなの見せられるのは、ちょっとカッコ良過ぎた。全てが終わったあとに、改めて悔しさが込み上げてきて、自分と同じくらいの歴の人が躍動し、なんなら下の代にも追い抜かれて、集中できなかった、加点が苦手だ、とか言い訳を探してる自分が何とも情けなかった。その後の打ち上げでヘラヘラ人をいじってる自分がバカみたいだった。このまま桜のように舞い散っていくわけには、やっぱり、行かない。大会後の発表で、EOT第9章(嫌だお題しか出ない嫌OTらしい)をやることが発表されたので、それを一つのチャンスとして、食らいついていきたいと思う。そんなこと言って成功したこと、過去に1回も無いけど、ここは優勝します。優勝宣言。ゆっくり脇役の老人Aになってたまるものか、である。泥臭く、その上で鮮やかに、獲る。