ラストのラスト

せっかくの大晦日、一日フルで楽しみたかったけれど、案の定というべきか、そりゃそうだろというべきか、夜勤明けの体では無理だった。夕方に起きて、夜から家で友達と集まって年を越す予定だったので、簡単に部屋の掃除などをしていたら集合時間になってしまった。MAさんかさのばさん国井さんと集まり、スーパーで適当に買い出しをしたのち、家でそれを食べたり飲んだりしながら、大晦日のテレビをザッピングした。紅白を観ながら下らないことをみんなで言いながら、また食べたり飲んだりした。遅れて来るいしださんに、M-1のときピザを頼んでピザが来たので、寿司を頼んだらちゃんと寿司が来てみんなで盛り上がった(いしださん、ありがとうございます)途中からはかにちゃんが来て、下らない会話に更にブーストがかかった。本当にこういう時間が最高に好きだし、こういう時間を過ごせる友達がいることに何回感謝しても足りないくらいに感謝をしたいと思う。何故かラスト1時間に下ネタが出まくって「今年終わるから!」と制する流れで笑っていたら、あっという間に今年が終わって新年が来ていた。ただ日付が変わったのだから当たり前なのだけれど、年が変わっても何も実感が無いのは毎年変で面白いなと思う。2022年になってもというか、なったからなのか、みんなのテンションはその後も上がっていき、大喜利の振り返りをしたり恋バナをしたり、最高の時間は引き続き展開されていった。1回コンビニに行き、野菜とソーセージを買って炒めた。めちゃくちゃ適当なものだったけど、人に料理を食べてもらうの、もしかしたら初めてだったかもしれない。説明が難しいので省略するけれど、朝方にMAさんがめちゃくちゃ面白くなって、みんなで「今年はMAの年」と連呼した。おもしろ荘、からのフットンダ、からの爆笑ヒットパレード。時間を知らせるのは、時間じゃなくテレビの映像だった。外が明るくなっているのにも、しばらく誰も気づかなかった。2022年の朝日が出ていることにも、気づかなかった。段々、寝落ちる人が増えてきて、なんとなく、本当になんとなく朝に解散になった。「あけおめ」を1回言ったくらいで「ことよろ」も大して言わないまま終わった感じだったけれど、駆け抜けるように終わった31日からの1日は、ずっと笑い続けて過ぎて行った。また一年後も集まって笑いたい、そのために生きなければならない。こんな状態でどうせろくな初夢も見れないだろう、そんなことを思いながら、一年で一番新しい陽の光を浴びながら、元旦の朝に瞳を閉じた。