意識のど真ん中で

起きたら普通に夕方で、夜勤の翌日って感じだった。そして今日の夜も仕事だったから、とりあえず半日分できなかった呼吸をゆっくりして落ち着きながら、気持ちを整えていった。買い物に行く余裕は無かったので、夜は昨日の残りのサバを食べた。サバ食べとけば大丈夫だろうと思った。僕はサバをいささか信用し過ぎている。昨日と同じ時間に家を出、またラップを聴いて奮起しながら職場に向かった。今日は「これが通常通り」という言葉が出るくらいには、昨日と違って落ち着いていて、バタバタせず働けて良かった。作業の感じもちょっとではあるものの慣れてきて、これはいけるかも、と思った瞬間取りこぼしたり、その都度ダメな自分と対峙することにはなった。眠気だけはどうにもならず、仮眠も上手く出来ないため、今日も最後はフラフラになりながら走り切った。やり切った、というより、走り切ったが正しい、そんな終わり方だった。今日も他の人とはほとんど会話はかわさなかった。夜勤に来る人はみんなそれぞれワケがあるし、という根拠のない謎の気持ちを盾にコミュニケーションを回避した。お金に余裕がないのに、帰りにはまた松屋に行ってしまった。今日は牛丼を食べた。やっぱり労働のあとのご飯は美味しかった。これを日常的に味わえるようになることこそ、来年の目下の目標なんだろうと思った。明日は休み。休みの価値も、働いたからこそ浮上してくる。休みは素晴らしい。眠りに落ちる最中、強く思った。