痛みの週末

なんとなく昨日の夜から違和感はあったんだけれど、朝起きたら完全に首が痛くて、やってしまったな、と思った。首というか、首から肩にかけてのラインが痛くて、ほとんど首を回せない。会社に勤めてから数回、訪れた症状だった。デスクワークで肩が凝ったり、ストレスが溜まったり、あるいは気温の変化で筋肉が張ったり、定期的に首から肩が猛烈に痛くなる。病院で診断しても「肩こりの酷いやつ」と病名も付けて貰えないので、会社でもそう説明するほかなく「肩こりか」と冷たい目で見られたりもしたんだけれど、この痛みときたら本当に酷くて、どうして分かってもらえないんだとその際は悲しくなった。今日も午前中に頑張って病院に行ったものの、道中も待ってる間もずっと辛くて、かといって注射とか打って治るものでもないから、結局湿布と痛み止めの飲み薬を貰い、家に帰ってひたすら寝る他なかった。寝て、起きて薬を飲んで、また寝て、と風邪などで寝込んでるのとほぼ同じサイクルで夜まで過ごして、ようやっと落ち着いたところで、やっと外に出て食事を買った。とても自炊は出来そうにないからと、オリジン弁当で油淋鶏弁当とサラダ、あと精神的なしんどさを癒すために、ずっと絶っていたビールを買ってしまった。完全に治っているわけでもないので、痛みを感じながらその食事を摂り、本来やるはずの作業は諦めてすぐ横になった。本当は今日しごとセンターにも行くはずだったのに、歩くのも難しくて延期してしまった。何でこんなときに首が痛くなるんだ、最悪でしかない。何をしたっていうんだと思ったあと、何もしていないからだと思った。その罰なのかもしれないと思った。首を動かさないよう、真上、明かりを落とした天井を見つめたら、未来が真っ暗だった。