感情も上下して

首の痛みが引いたり引かなかったりする中、大喜利ライブに出てきた。大喜利エレベーターバトルという、寺田寛明さん主催の渋谷のロフトでのイベント。会場まで普通に電車で行くつもりだったけど、一緒に出場する知り合いが車に乗せてくれるというので、ありがたく同乗して渋谷まで向かった。手間がかからないのもそうだし、移動で首が痛くてしんどそうだったから本当に助かった。会場の渋谷ロフトは初めて来たんだけれど、めちゃくちゃオシャレな空間で、ここで大喜利ができるんだ…と田舎者のテンションの上がり方をした。ライブではありつつもバトル形式が強い大喜利で、普通にブロック内の2名が勝ち上がりのトーナメントだったから、生大喜利でちゃんと闘うのって久々だったのもあって結構緊張した。1回戦は他の人がお題に割と苦戦してたのもあって1位抜けして、2回戦はかなり激戦になってギリギリか?と思ったら実際ギリギリな感じで通過。最後は勝ち上がった参加者が3名の即席チームとなって、主催側が用意したゲストチームと対決ということだったんだけれど、ここで急にブレーキかかって全然ウケなくなってヤバかった。シンプルにお題にも苦しんで、どうしてここに来て…と思う中、周りがウケてくれたおかげで最終的にはイーブンに持ち込み、主催判断で勝利となった、ものの、完全に自分以外のおかげで勝ったようなもので、あまり喜べるものでもなかった。勝利特典として、今度行われる大喜利千景3on3というチーム戦の優先エントリー権(エントリー数が多いので抽選の形になっていたので)を手に入れ、そこにチームメイトとしてエントリーしていた田野さんがいたので、礼を言われた。勝ちは勝ちだし、予選はウケてないこともなかったからまあ良いんだけど、爆ウケっていうと全然無くて、事実感想で名前が上がったのは爆ウケした人たちだった。蒸し返すみたいであれだけど、先週の荒城の月も、ウケてはいたけど名前は上がらなかった。ウケてもウケても、どうも記憶に残らない大喜利がもう沁みついてしまっていて、たまに本気で虚しくなる瞬間がある。どうしたら人の記憶に残る回答が出来るんだろう、自分の大喜利の先にはそれは無いんだろうか、自分の大喜利を好きな人って実は誰もいないんじゃないのか。ウケた日だからこそ、そんな気持ちになってしまう。とても勝った日と思えない感情を抱えながら、帰りは電車で家に帰り、冷蔵庫の残りものでチャーハンを作って食べた。お酒も飲んだ。当然、その先には救いの感情など無かった。またウケねばだ。