そして隔離

精神科でADHDの検査の詳しい結果を聞きに行った。一体どういう結果なら安心できるのか、気持ち的に分からないまま、多少身構えて行ったんだけれど、本当にしれっと「重度」みたいなこと言われて、そのあとの会話はおざなりになった。病院を出てからも、そのあとハローワークに適性検査の話を聞きに行ってるときも、帰りも、ずっとぼけーっとしてしまった。無職になってから初めての散髪をしてる間も、診断結果のことをずっと考えてた。帰ったらどっと疲れて寝てしまった。起きてカレーを作って、カレーを食べた。貰った抗不安薬を飲んで、それからまた寝た。起きてもずっとずっと、不安は拭え切れなかった。「まともに働けないんじゃないか」「まともに生きていけないんじゃないか」って、今までも思ってきたことを改めて突き刺された思いがして、やっぱり無事な結果を期待してたんだなと思った。告げたのが検査を実際にした医者でもないし(言い方も割と雑だった)そもそも何の信頼も無いから、結果をまた別の病院に持って行ってみようとは考えたし、社会福祉士の人とまた話すなり、またゆっくり向き合っていく時間が必要だなと思うけれど“普通に生きる”という、何となく当たり前に感じてたことが自分と距離のあるものなのかもしれないと思ったら、絶望はした。就活以前に、自分の人生がどん詰まりかけている。帰りに突発的に寄ろうとしたら、当たり前の如くカラオケ屋は閉まってた。居酒屋はアルコールの提供を中止している。居酒屋が、アルコールの提供を、中止している。お酒が飲みたい。人とお酒が飲みたい。緊急事態宣言は5月末までの延長を検討しています。ニュースが淡々と非現実的な事実を告げる。自分が安心して生きていける場所、本格的にそれを探さねばならない。