それがあったから狂ったのか、それがなくても狂ったのか

金の切れ目は米の切れ目、経済的に苦しいと米を買うのをちょっと躊躇ってしまうんだけれど、米の切れ目は食の切れ目でもあって、結局米が無いと生きれませんってことで米を買った。唐揚げも買って、またぞろ大根おろしとポン酢で食べた。これは一生付き合っていくやつだと思う。それからスプレッドシート大喜利に参加した。宇多川どどどさん主催の感想戦大喜利で、大喜利のあと感想言う時間を長く取る形式だったんだけれど、思ったよりかなりガッツリ感想を言う感じになって、結構色々喋れて面白かった。いつもいつもやると疲れるかもだけど「大喜利の話をしたい」という欲求は常に自分の中に一定数あって、たまにそれが上振れすることもあるから、よきタイミングで満たしていきたい。そして深夜からまた急に映画を観て、そのあと寝るやつをやった。

 
オリンピック代表に選ばれながら、ライバル選手への襲撃事件で逮捕された実在のフィギュアスケート選手トーニャ・ハンディングの半生を描いた映画。母親からの圧や夫の暴力など、華やかなフィギュアの世界とは正反対のようなハードな環境で「スケートしかない」と闘い、やがて大きい栄光と挫折を経験するトーニャの人生が映画以上に映画で、これが実話なの凄過ぎると思いながら観れてかなり面白かった。母親もそうだし、夫や、その友達、あとトーニャ自身も、登場人物がみんな癖あるというか、クズというか、そりゃ悪い方に転がっていくよなっていうか、その転落の感じがまた笑えて、このへんは笑える笑えないが人によって分かれるかもしれないけど、僕は笑って観れました。あと、トーニャ役の女優がめちゃくちゃ上手くて、実際の映像が最後少し流れるんですけど、役の作り込みがそれで分かるし、最後の試合に臨む前の一人のシーン、ここの表現が圧巻で引き込まれてしまったので、そのあたりも含めて凄い映画になってると思います。興味あれば是非。