軒下で何を待つか

失業認定日ということでハローワークに行った。最近本気で睡眠がヤバくて、全然寝れなかったり全然起きれなかったりを繰り返していたので、目覚ましを入念にかけることで何とか起床に成功した。無事「現在働いていないこと」を確認して貰い、その証明を受け取った。今度ついに「働いていないから貰えるお金」に振り込みがされるらしい。いよいよ逃げ道がなくなってきてしまった。今後に絶望を覚えながら、遠くまで出てきた対価を払う為、駅構内にあるねぎしで牛タンを食べた。ごはんがお替わり自由なので、3杯食べた(3杯目はほとんど、とろろで食べた。ねぎしのとろろは本当に美味すぎて困る)代わりにはならないんだろうけれど、夜は素麺にした。考えた甘いので、素麺を食べておけばカロリーがかからないと僕は思っている。夜は前から人に勧められていた映画を観た。


昇進のために自分のアパートの部屋を上司の逢引きに貸している会社員バクスターが、ある日自らが恋する会社のエレベーターガールのフランと上司が交際していることを知って「会社と自分の恋」の間で葛藤することになるラブコメディ。アカデミー賞も受賞している映画なんですが、それも頷ける巧みな話構成と軽妙な会話が見てて本当に気持ち良く、それでいてバクスターの状況は悪くなるばかりでハラハラさせられたりと、結末が最後まで読み切れず、息を呑んで結末まで観ることが出来ました。あまりネタバレになるから言えないけれど、ラスト数分間の展開がめちゃくちゃアツくて泣きました。ただ結果が良かっただけじゃなく、そこまでの積み重ねがちゃんと描かれていた故の重さがあったというか、主人公が真摯に向き合ってきて、それが報われるのがすごく良かった。「良い作品は、良い」と実感できる映画だと思います。おススメ。