愛は当たり前みたいに強い

前回そこそこ上手くいった豚の生姜焼きを作った。と言いつつ、先週カレー作ったときの余った人参を消化したいのがデカかった。生姜焼きに人参入れたことはなかったけど、野菜入れて失敗することはないだろうと思って突っ込んだ。丁度前回くらいのそこそこの出来になった。夜はスプレッドシート大喜利があったので参加した。ヅカマゲドンさんのoogiri全力ビートという、ヅカマゲドンさんの好きな曲をかけながら大喜利するという企画だったんだけれど、かなり音楽の趣味が近いのもあって、シンプルに好きな曲をバックに大喜利出来て良い感じだった。ビークルのTONIGHT,TONIGHT,TONIGHTとか、いつ振りに聴いたんだろうな。曲に絡めたお題も楽しかったので、この会はまたやって欲しい。そのあと、また映画を観た。チョコレートドーナツ。

 
ゲイであるショーダンサーのルディと弁護士のポールが、親が捕まったことで路頭に迷って施設に入れられたダウン症の少年マルコを育てようとする、実話を元にした物語。1970年代の、まだ性差別の根強いアメリカを舞台に、マルコへの愛を武器に差別や血の繋がりを乗り越えて闘うルディとポールの姿が力強く、大きく感情が揺さぶられる作品だった。共に生活を始め、幸せに生きていこうとする3人と、それを引き離そうとする世界と、それでも「この子を愛している」「これは、僕らじゃない、この子の話だ」と強く訴えるルディとポールの大きな愛、それは確かにこの映画を観た人の何かを、世界の何かを動かす、本当にそんな力のある映画だった。最後の、とてつもなく余韻というか波紋を残す結末も印象深く、観終わったあと、しばらくそれをどう手に持ったらいいのか呆然としてしまったくらいだった。重いテーマを持った、簡単にお勧めできるものではちょっとないかもしれないけれど、同時に強く観て欲しいとも思える映画でした。そうですね、お勧めです。この愛の結末を、見届けて欲しい。