大好きが大好きに繋がって

珍しく休みの日に午前から起きれたものの、起きたところで何もすることが浮かばず、Twitterしてたら午後になってかなりカスだった。休みの日の午前をTwitterで潰すことだけは絶対にしてはいけない。これはヤバいと思って、今年は頑張ろうと思っていた映画を1本観た。

シェフ 三ツ星フードトラック始めました [DVD]

シェフ 三ツ星フードトラック始めました [DVD]

  • 発売日: 2015/12/02
  • メディア: DVD
 


一流レストランでシェフを務めるカールが、料理の方向性でオーナーと対立して店を辞め、そこから元妻や息子、仲間の力を借りて0から移動販売を初めて人生を取り戻していく話。美味しそうな料理の描写と、仕事もプライドも失ったカールが料理人として、また父親として息子と接することで成功を収めていくハッピーエンドな展開が心地良く、一気に観ることができた。後半の息子とトラックで旅しながら販売をしていく姿が、ロードムービーのような趣があって特に好きだったけれど、展開的に上手く行き過ぎているような気がしたのと、主人公にうまく感情移入出来なくて(人間としての背景がもうちょっと見たかった)入りきれない部分があったのはちょっとだけ残念だった。ただ、美味い料理と、軽快な音楽と、ハッピーな話とを駆け抜けていく感じは悪くないと思うので、疲れたときに観るとかなり楽しくなれて良いかもしれません。

 

夜は疲れて、っていうか、土日は自炊頑張る気力はいつも薄くなってしまうんだけれど、今週は特に疲れていたのでココ壱に行ってしまった。せめて、の気持ちで野菜カレーにしたけど、だから何だという話でもある。それからスプレッドシートを使ったMCバトルドラフトに参加した。スプシを使ったドラフト企画はよくやっているのを見たけど、題材的にピンと来るものが無くて参加してこなかったんですが、MCバトルならと思って参加してみて、これがバカ面白かった。自分の好きな大会を作るためにラッパーを選んだり、誰を先に行くか、取られたらどうしよう、とかの駆け引き、そこからの悲喜こもごもな感じ、全部が最高だったし、合間でバトルの話も出来て、楽し過ぎてめちゃくちゃオタクになってしまった。最後に出来上がったそれぞれの大会のトーナメント見て展望を語るまで、マジでずっと楽しくて凄かった。

f:id:nekotora77:20210125193913p:plain

自分は「対話型の試合が観たい」というコンセプトで好きなラッパーを集めていったら、かなり渋めの大会になってしまったけれど、自分だったら絶対この大会観に行くと思えるものにはなったと思う。GOMESSとJAKEの心の対話はめちゃくちゃ観たいし、大先輩のMASARUに対して熱く飛び込むTKもかなり楽しみ。SHOHEIとTERUの、若手の中でもスキルフルで対話も出来る2人の対決も面白いと思うし、SKRYUとびんたの全く観たことない対決も想像出来なくて良い。誰が優勝してもすごく新鮮な感じだし、このメンバーで勝ち上がっての決勝、分かんないけど絶対泣いちゃう試合が観れそうな気がする。自分のトーナメントも他の人のトーナメントも、総じて「どうしてこの大会が存在しないんだ」と悲しくなる程の出来で、本当にめちゃくちゃ楽しい企画だったから、また是非参加してみたい。主催のネイノーさんにこの場を借りてビガップ。


最近何となく自分の趣味について思っていたのが、前は大喜利っていうでっかい1個があって、その周りを読書とか音楽とかが小さく回っていたのが、ここ数年で「ラップ」と「アイドル」っていう、大喜利に迫るほどの大きさのものが出てきて、それで脳のリソース不足になって読書やら音楽やらがかなり疎かになっているんじゃないかってことで。もともとそんな容量も要領も無い人間だから、尚更圧迫されて他が追い出されているんだろうなって気持ちと、でもその大きい3つを回してるの凄って気持ちが今2つある。こんなに楽しめる趣味が幾つもあるのは、人生って規模で考えたらありがたいことだし、それで日々を乗り越えられているのは間違いなくあるから、出会いですね、出会いに感謝って話です。あと、大喜利でもラップでもアイドルでも、好きを発信し続けることによって反応が返ってきたり話せる人が増えたり、それでより楽しくなったところもあるので、これからも隙あらば叫んでいければと思います。好きを伝えるのは大事。