春と喝

全然暗い話から入ってしまうけれど、物を良く落とすし、指もよく切ってしまう。かなり高頻度で、紙などで指を切って出血してしまう。今日も1日で2回切った。あ、って思って、血が浮き出てくるのを見ているとき、本当に嫌な気持ちになる。生活が自分の中で遠ざかっていくような感覚。まともになれないんだな、というか、若いときは「不器用」の3文字で吞み込んできたものが、30代を過ぎると喉に詰まってくる。「そのままじゃ終わりだぞ」って誰かが指を突き立ててくる。僕は何一つ言葉を返せない。必死に水で血を洗って、ティッシュで拭うけれど、一度開いた傷跡はしばらく目に留まり続ける。自分がまともじゃない印がそこに残る。せめて大事に至る傷はつけないよう、ビクつきながら生きていくしかない。せめて、絆創膏で収まるほどの傷を。


今日は水炊きに鶏のつみれを入れて食べた。あんまりこういう雑な食事も減らしていかないとなんだけど、週のどこかでは気が緩んでやってしまう。来週はどこかでハンバーグに挑戦します、やらないと忘れるから言っておく。そのあとはスプシの大喜利をやった。試供品検討会という、ラパスさんがやってる初心者会。今回はアイマスやってる人中心に声をかけたとのことで、普通に名前知ってたり、アイマス垢のほうで相互フォローしてる人がたくさんいて、大喜利で絡むことないから絶対面白いなと思って、ライブのチケット買う覚悟で即エントリーしたんだけれど、めっちゃめちゃ楽しかった。温かい空気だったし、初心者つっても、創作噛んでる人は面白いこと考えることに関しては強いし、色もあって面白かった。初めて大喜利見る人の大喜利を見るのはやっぱ面白いし、そこでウケることは普段の大喜利会でウケる以上に得るものがあるので、何か爪痕を残せないかと、初心者が主役であることは承知した上でギラギラ狙ったんだけれど、あまり目立って活躍は出来なかったので悔しさが残る形ではあった。あまり大喜利を見たことが無い人に対して強くアピールできた記憶が無いのがまた更新されてしまった。最初、気持ち的に寄せにいったらそこそこだったから「これじゃ自分も面白くない」と思ってそれは取っ払ったけれど、結局という感じだった。最後に、張本勲のお題を出来る人でみたいな感じでやったとき、出し切って終わろうと思ってやったらめっちゃ集中できて、最後に自分で、これ本当に滅多に無いんだけれど、自分でめちゃくちゃ笑うくらいの答えが出せて凄かった。かなり気持ち良かったけど、めっちゃアイマスのフィルターを通った答えで、いや、これ他で伝わらないな…とも思ってしまった。これはこれとして誇れるものだけど、フィルター抜きにした1発も打たないとな年内に、って思った。2020年はもう1ヵ月とちょっとだから。このへんは強い期待はあえて抱かないようにしているけれど、今日大喜利に触れて貰った人には、大喜利を覚えていて貰って、またどこかで触れて欲しい。初心者会を長くやってて、これは本当に「種を植える」みたいな感覚だと思うので、どこかで芽が出てくれればみたいな。そして、そのときに受け皿があればみたいな。そんなことを、この手の会の度に毎回思っている。ジジイとして、たくさんの春をこの目で見れればいい。それで言うと、検討会を定期的にやって人を呼んでいるラパスさんは本当に凄い。言葉にすると「ラパスありがて~」って軽くなりがちだけど、言葉以上に凄いと思っている。いつかラパスがこっちに来る機会があれば、お疲れ会を開きたい。僕も機会を見て、また植えていければ。