おっさん、喜ぶ
仕事終わりで先週に引き続きボケルバに行きました。
先週はキャンセルがあってのやつでイレギュラーな感じでしたけど、今回は会いたい人がいたので早めに登録したやつでした。あと、先週負けてめちゃくちゃ悔しかったので、後付け的にも行けて良かった。平日の仕事後の大喜利対策として、まずレッドブルを飲んだ。仕事終わりは普通に眠いし「レッドブルを飲んだ」ってプラシーボ効果的なものがあるので、大喜利会の前には結構な確率で飲んでいて、飲むことで「大喜利会に行く」という気持ちを作った。最初の車座のときも、いつもは割と、疲れてるし思いついたら答えていこうくらいの気持ちなのを、最初から「答えよう」って気持ち持って答えていったら結構答えられたし、大きめのやつも出せて良かった。肝心のトーナメント、まず前回、最初印象点と思ってて（いつもは加点なのが、前回違うのやったと聞いて変わったと思ってた）それで切り替えが少し遅れたところがあって、ルールを最初からちゃんと認識して、その頭でぶつかっていったら予選は抜けれました。かなり雑な回答もたくさんしたけど、合間で有効打も出せたので、悪くない感じだった。決勝は印象点、回答でリズムを作っていくタイプなので大きくやることは変わらないんだけれど、１答を無駄に打つのはやめて、立ち止まって考えるときは立ち止まって、を意識してやった。２問あって、１問目はちょっと打ち返せなかった印象だったので、２問目に入るときに１回気持ちのギアを入れた。「打つ」って気持ちっていうか、最初の瞬間にお題を全部頭に入れる感覚みたいな。集中できたのと、お題が自分が考えやすいものだったので、最初からガンガン出して行けて、かつパターンも変えれたので、すごく順調な感じがしたものの、終盤で周りにしばらくあとを引く感じの答えを出されて一瞬焦った。頭の中で、ちょっとだけ今の自分の貯金みたいなものを計算して、そこまで悪くないはず、でも最後の１答で外したらまずい、って判断して最後の１答は、とりあえず種みたいなものを書いてそれを見つめる作業をした。表現もギリギリまで考えて、正直、場を変えるほどのものは出来なかったけれど、出して良かったくらいのものは出せれたのでホッとした。結果発表、名前が呼ばれた瞬間、嬉し過ぎて立ち上がってしまった。ガッツポーズまでした。来月３４になるおっさんなのに、大喜利１８年やってるのに、嬉し過ぎてガッツポーズをしてしまった。でも、絶対勝つって気持ちで来て、その為にいろいろ考えて、それが報われるのは、やっぱ途方もなく、嬉しい。自分の気持ち強すぎて全然書きそびれてたけど、会いたい人に会えたのも嬉しかったし、その人が変わらず面白くて良かった。今後も、会いたい人には積極的に会って大喜利していきたいと思う。
終わったあと、勝ったときはめちゃくちゃ嬉しくて喜んだけど、冷静になって、こんなおっさんが、歴の長いおっさんが、こんなにはしゃいでいいのか…？と一瞬落ち込んだ。若い人からしたら、引いてしまっていたんじゃないか？と不安になった。もともと、こういう人間っていうか、わー！って気持ちを出していく感じではあるんけれど、それに甘えているだけで、実際はもっと大人になったほうがいいのではと思った。自分、大丈夫か、と。ありがたいことに、Twitterのほうで色々言って頂けたし、そこからの流れでみんなの優勝の話とかが聞けて良かった。勝ったものは喜ぶべきってのもそうだなと思うし、言ったら先輩として下を引っ張っていく立場（ってあんまり自分では言わない方がいいかもしれないけど）として、１個何かを見せれたらいいとも思う。自分は多分だけれど、この先年を取ってもこうだと思うし、本音としてはずっとこうでありたいとも思う。勝ちにもこだわりたいし、勝った瞬間の喜びには声を震わせたい。負けたら悔しがって、それをバネにしてまた勝ちたい。やっぱり、優勝するのは、一番になるのは、何より嬉しいから。でも、最近数年で変わったのは、もっと昔は「自分がとにかく勝つのが一番」って気持ちが大きかったんだけど、今は「自分が勝つだけじゃダメだ」って気持ちが加わった。周りの成長や優勝も価値に思えるようになった。自分が面白くて、周りが面白くて、その上で一緒に面白いことやるのが最高って思うようになった。初心者会を開いたり、会でウケた人をピップアップしたり、次に、その次に繋がる何かをするようになった。社会的には出来損ないも出来損ないけど、そんなことを考えられるようにはなった。その先には、最強に面白い中で自分が勝ちたいって気持ちがある。楽しみ方はそれぞれだし、そんなスポーツみたいな…って一歩引く人も、もしかしたらいるかもしれないし、それは全然気にしないというか、それぞれで良いと思うんだけれど、少なくとも僕のモチベーションのデカいところに優勝はずっとあります。優勝できる機会があるなら、全力で闘っていきます。もう迷わず喜びます。よければ、こんなおっさんでよければ、また闘って下さい。
