君が座ってた場所から君を思い出す

今日も今日とて昼の記憶が無く、おそらくは作業のように昼飯を胃に流し込み、少しソシャゲをやって、あとは寝転がって、ただ死を待っているような数時間を過ごしただけだと思う。死に向かって行っているような、と言っていいかもしれない。人生の時間をここまで明確に擦り減らして、何普通に日記を書いているんだろうか。少し違うのは、DVDの返済期限が迫っていたので、夕方から映画を観たことくらいだ。


上京して役者を志すも上手くいかず燻っている石井が、高校の同級生と再会したことから「佐々木」という当時よく遊んでいた友達のことを思い出し、佐々木との過去を振り返りながら自分の人生をもう一度歩き出す姿を描いた青春映画。主人公の中で佐々木という人間が強い存在として描かれるものの、佐々木の人間像がいわゆるカリスマやスーパーマンのようなものではなく「自分の近くにいたかも、いたらなんか覚えてるかも」くらいの温度感なのが良くて、すごく「人間らしさ」のある佐々木のキャラクターが物語全体に生々しさを作り出している感じがあった。上手くいかなくて、それをどこかで自分以外のせいにしたり、問題を先送りにしたり、前に進めずにいる主人公が佐々木との「過去」を肌で感じ、そこから今に立ち返ることで「時間は進んでいる」と実感する瞬間がすごくリアルで、そこから歩き出していく姿は胸に刺さってくるものがあった。主人公にも佐々木にも、周りの友達にも、大きい出来事が降りかかるわけではないけれど、確かにそれぞれ生きていて、離れたり別れたりしても、その時計は進んでいく。観終わったあと、余韻でしばらく胸が痛くなる、良い青春映画でした。


夜は昨日よりさらに適当に、弁当とみそ汁を買って食べた。ここまで来たらもう落ちるところまで落ちるのか?という感じだ。弁当を食べたあと、スプレッドシート大喜利をやった。国井さん主催の双葉杏杯(および国井杯)という、デレマスのアイドルの誕生日兼国井さん自身の誕生日記念の大喜利大会で、形式的には車座で回しつつベストアンサーにポイントが入って上位で決勝という感じだった。ただ上位数名で、ってところが、同票が並びまくったのと、途中抜けが出たのもあり、その場の全員で決勝という流れになって、自分も最初は負けていたのが進出、予選がいまいち跳ねなくて、しかも自分の手ごたえはあるのにウケが伴わないというジリジリする感じだったので、ここは気合い入れるか、ってめちゃくちゃ頑張ったら、なんと優勝してしまった。予選の上位者にはアドバンテージもあったし、良くてそこに並べるかどうかぐらいに思っていたので、普通に驚いていまく喜べなかった(本来なら負けていたのもあるし)けれど、まあ一応、勝ちは勝ち、ということで、最後は受け止めることにした。先週のスプシ大喜利では決勝行ってダメだったり、変なまま終わったり、よくない結果ばかりだったし、頑張った結果ではあるので、良かったとは言えるかもしれない。もうほぼ死んでるような毎日に、トロフィーが1つ。そこに外から差す光が当たれば良いのだが。