僕らのなかの彼女

昼休み、おにぎり食べてて携帯に不在着信あるのに気付いて、かけ直したら携帯会社のセールスの電話だった。新しいプランの宣伝みたいなの。ずっと断ってるのに、何回も何回もかかってきて「断る」ってことにも毎回ストレスを感じるから本当に嫌になる。絶対に断るって決めているのに、途中で「嫌です」って言えないから、絶対に断るプランの説明をしばらく聞くことになるのがしんどい。どうして断ったことが他に伝わらないのか、ちゃんとして欲しい。今日は本当に嫌になったから説明の途中で通話を切ってしまった。そのあとすぐかかってきたけど、無視した。でも、きっとまたかかってくる。あるいは「もういいです」と1回言えばいいんだろうか。勧誘には昔からずっと苦しめられてきた。新聞の勧誘とか、最近こそ遭遇してないからあれだけれど、大学生で一人暮らしを始めたとき、契約したくなくて、でも断る言葉が口からうまく出なくて、困りに困って泣きそうになって、それでやっと向こうが諦めてくれたんだけど「病気とかかもしれませんね」って言われて、確かにその気はあるかもしれないけど、何でお前に言われないといけないんだってあとから腹が立ったのを覚えている。別のときには、明らかに強面の奴3人くらいにほとんど恫喝みたいなことをされて契約させられたこともある。以来、新聞というか新聞屋は大嫌いになった。一生、取ることはないと決めている。断るストレスが、断らなかった結果のストレスと同じくらい存在するのが問題なんだと思う。その一瞬の痛みを我慢できない、弱い人間だからいけない。次に携帯のセールスがかかってきたら「もういいです」と言ってみようか。もういいです、こんな弱い自分は。


週末の仕事から帰ったあとは、カレーを食べたあとスプレッドシート大喜利をやった。今日は女の子に関するお題しか出ないというなかなか特殊な会で、ウケを取るということと同じくらい、女の子の解像度や実在性、ストーリーが重要になるので、普段の大喜利会で出ない回答やそれへの反応が楽しめて個人的にも好きだし、前回盛り上がってからの今回の参加の人数からしても、かなり反響のある会になっている。今日も終始盛り上がって、爆笑が起きたり感嘆が漏れたり、笑いが起きても起きなくても、いずれも会の時間としてプラスに働くので面白い。自分も普段の大喜利会では振り切れないところまで回答を振ったり、人のそういう回答に感情を動かされたり、すごく楽しめた。もともとそういう、絵が立ち上がったり、奥行きを感じさせる回答が好きなので思い入れもある会でもあったんだけれど、ただやって思うのは、ちゃんと得意な人の前だと霞むというか、まず「あるある」の感覚に乏しくて、お題とか、お題の要素と女の子の距離感みたいなのから生まれる「ありそうなシチュエーション」とかがあんまり思い起こせなくて、普段本当に周りを見たりできていないんだろうなってのが、これはあるある系の大喜利のお題やる度にも思うんだけど、かなりこのあたりの領域に弱くて、みんなうまいなあ、あるなあ、って唸るだけで終わってしまう。自分が使うモチーフやシチュエーションもすごく凡庸というか、浅いところからしか持って来れないし、最近インプットも怠ってるせいか古臭いところで止まってる気もして良くない。自分の中の絵を正確に伝えるって意味で、やりたい大喜利に必要な要素でもあると思うので、なんとかこのへんは研ぎ澄ませていきたいところだなと、ちょっとの課題を感じて会は終わりました。バチッと人の心の動かす回答、してみたい。


明日は大喜利千景という久々の大喜利ライブに出てきます。
生配信もあるのでよろしくお願いしますという感じですが、毎回死ぬほど緊張して、緊張したまま終わることが多いので、ライブって形で人前に出るのも久々で震えてますが、やれればってところです。やります。よろしくお願いします。