渦の衝動

めちゃくちゃ嫌な夢を見て起きた。前の会社でミスをして死ぬほど怒られる夢だった。今でもたまに会社の夢は見るけど、その中でも特にリアルで、現実的で、泣きそうになりながら起きた。会社を辞めてしまって、言ったら「会社での仕事」での成功体験を失ってしまった今、過去を上書きすることが出来ないので、ずっとこうして仕事の嫌な思い出にちょっとずつ、魂を削られているような感覚がある。ダメな自分がただ、ダメな毎日を生きているだけ。新たに働くことによって記憶をアップデートしないと、この悪夢からはきっと逃げられないに違いない。月曜に甘えず、エネルギーのある行動をしようと、4キロ走ったあと餃子を作った。ニラが売り切れていたので、キャベツを買ってキャベツ餃子にしたら、シャキシャキ感があって結構美味しかった。朝からしたら、餃子を食べたら少しはメンタルは回復したけれど、まだ暗い気持ちは持続していた。最近一人でいると、被害妄想的というか、悪い想像ばかりがまとわりついて来て、例えばTwitterで何か呟いたら「無職が何を言っているんだろう」「早く働け」「何もできなくて可哀そう」などと聞こえない声が聞こえてくるようで、眠れない夜は特に耳に刺さってくる。昨日の日記でも触れたように、最近割と競馬の話をしたりするけど、これとかも「無職が何を言ってるんだ」「にわかが騒いでるだけ」って声を感じて、勝手に落ち込んでしまっている。流石に精神衛生上良くないから、事実言われているかどうかは分からない(というか確かめようがない)けれど、競馬の話は控えめにしてメンタルを保つ必要があるかもと考えてすらいる。こういう考えは何も今に始まったことじゃないからあれだけれど、悪魔の証明というか、突き詰めると結局全部を確かめなければ安心なんてできないんだろうけど、そんなことやってもただ苦しいだけ、うまいこと「気にしない」のが正解なんだろうって、それも何年も思っているのに、不意にこの“渦”に自ら身を投げ打ってしまう。このままだとただ悪い方に行く気がするから、何か落ち着く薬を飲むことも考えている。心静かに生きられる日々を、この手に。