光と影のターフ

また今日も起きれなかった。10時に起きようとしても、気づいたら11時になっている。そしてまた7時に目覚めてしまっている。何度も書いているけれど、眠りに入れないのもしんどいが、勝手に目覚めてしまうのもしんどい。眠れていない分の疲れは、体のどこあたりに積もっていくんだろう。体の下か、上か。最後は脳みそに辿り着くのか。そんなことを考えながら起きて、活動は昼からに相成り。日中はこの前図書館で借りて来た競馬の本を読んだりした。

 
前に競馬のツイートで小さくバズったときに、リプライで勧められた本なんだけれど、G1など大きいレースで勝利して歴史に名前を残した競走馬ではなく、バイプレイヤー、助演として記憶の隅に残った馬たちについて書いた本で、自分だけで調べてたら全く入ってこなかった話ばかりでかなり面白かった。ウマ娘でも人気のツインターボダイタクヘリオスナイスネイチャの話に始まり、僕がツイートでも触れた、ミホノブルボンライシャワーが闘った菊花賞で逃げを打って悪役にされたキョウエイボーガン、ライスシャワーの兄弟ステージチャンプ、地方から中央に闘いを挑んだ牝馬ライデンリーダーなど、戦績ではスターと言えなくとも、その非凡で波乱な人生は十分に記憶に刺さるものばかりだった。勝利する馬がいれば、敗北する馬がいる。連勝街道を進む馬がいれば、どうしたって勝てない馬もいる。馬の数だけドラマが、っていうと陳腐な話になってしまうけれど、改めて競馬の世界は掘れば掘るほど面白いものが出てきて、まだ当分は楽しめそうだなと思った。この本は残念なことに市場にあんまり出回ってないんだけれど、図書館では探せば借りれるかもしれないので、最近競馬を知った僕みたいな人には是非読んで欲しい一冊です。