いらないワッペン

ハローワークの失業認定日ということで、朝早くハロワに向かった。生活リズムが終わっている為、起きれるか不安で受験の日かってくらいに目覚ましをかけて、それで何とか起きた。前の認定日より時間が明らかに早まっているのは、国側が足切りにきているんだろうか。無事、認定を受け、眠い体を引きずって帰宅した。お金を貰うということは、同時にお金を貰える回数が減ったということで、耳の奥で砂時計が落ちるサラサラという音が聞こえた。砂時計は今日だけじゃなく、毎日、動き続けている。夜は食べるものが思いつかなくて生姜焼きを作ったら、やたら味が薄くなってしまった結果、生姜の味だけが残った。そのあと、TSUTAYAで借りたものを消化するために映画を観た。

ガリーボーイ [Blu-ray]

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  • ランヴィール・シン
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インドのスラムで暮らす主人公ムラドが、厳しい格差社会に悩まされながらも自身の生活を歌詞に込めたラップで人生を変えていく、実在のインドのラッパーをモデルにした自伝的映画。「使用人の息子は使用人」というように、生まれた環境で人生を決められてしまう世の中を、ムラドが音楽1本で成功することで揺るがしていく様に胸が熱くなったし、恋人とのロマンスや仲間との友情など、王道のストーリーに涙させられた。インド映画おなじみのダンスシーンも、全てラップ曲によるもので、全部めちゃくちゃカッコ良かった。元となったラッパーの曲を使っているので、映画のストーリーからの歌詞の重さも直接伝わって来た。インド映画が好きな人、というよりは、ラップが好きな人にこそ特におススメしたい作品なので、ピンときた人は是非観て下さい。