吹き上がる煙を手で掬い

会社終わりで眼科に行ってきた。
健康診断で視力が落ちて受診を勧められからだけれど、親にも緑内障が怖いって話もよくされるし、ちょうど去年末に緑内障の検査をしきったきりだったので、もしや…という気持ちで向かった。ガッツリ視力を計ってみたら、去年の数値と同じものが出て、先月の健診のとき調子が悪かっただけみたいな話になった。メガネかけて両目で1.0くらいあって、このぐらいなら問題ありませんと特に処置無しで診察は終了した。何も無くてホッとしたけれど、診察で聞かれて今のメガネ5年以上は軽く使ってるなってことを思い出して、メガネ変えるのもありだなってことも思った。メガネは中学生のときから、かれこれ20年近くお世話になってて、マジでメガネの無い生活って今想像できないし、メガネを外すと途端に落ち着かなくなる。メガネかけてる顔も好きじゃないけど、メガネかけてない顔はもっと好きじゃないから、知り合いにメガネなしの顔見られるのかなり怖かったりもする。コンタクトはとてもつけれる気がしないからこの先変える予定もないし、死ぬまでメガネで生きていくんだと思う。引き続き緑内障、これからは老眼も気になってくるから、違和感持ったら健診に来ないといけない。眼科だけじゃないけど、自分の体に張るアンテナは若いときの倍の倍にしていきたい。気づいたときには、っていう最悪なパターンは避けたい。何故ならもう若くはないのだから。


夜は初めて土鍋を使って石狩鍋を作った。土鍋…と最初少しだけ緊張した。説明にあった通り、最初に水に片栗粉(正確には小麦粉だったけど、代用が効くとのこと)を溶かして火にかけて「目止め」をした。調べると土鍋はかなり繊細で、すぐ割れたりヒビが入ってしまうらしい。こんな不器用でずぼらな人間に扱える代物なのか大いに不安だけれど、ともあれ土鍋の第一歩がスタートした。ぐつぐつ煮えていく鍋や、吹き出す蒸気にはテンションが上がった。出来た石狩鍋は前回に引き続き美味しかったけれど、土鍋が乗っかった感じまでは分からず。僕が使いこなせていないだけかもしれないけど、雰囲気は大いに味わえたので良かった。土鍋ライフ、これにて始まりである。この冬は土鍋と共に生きていく。土鍋でご飯とかも炊けるらしいから炊いてみたい。僕は鍋と向き合う冬へと。