仮と本番、予選と本選

哄演児杯という、3月にある芸人素人交えて大喜利で闘う大会の事前予選があるので、出場してきた。本大会は会場も大きく、出演者も相当豪華なので、これは出れたら面白いだろうなと思いつつ、でも今の実力で勝つのは難しそうだなとも思いつつ、でもやるだけやるかと思いつつ。この情勢下にしては結構な人数も集まり、予選からめちゃくちゃレベルが高くて、しかも1人抜けだから相当狭き門だったんだけれど、1周目2問、2週目2問と分かれて行られる中、1周目は全く、2週目は結構ウケて、微妙かなと思っていたら次点だったらしい。敗者復活も一応あったけれど、スピード勝負に焦って負けてしまい、あとは決勝を見守るのみとなった。決勝は強い人から独自のやり方で勝ち上がった人まで、並びで見たらなんだか変なメンバーだったけれど、最後まで誰が持っていくか分からない緊張感もあり、楽しく見れて良かった。勝ち上がったのは、終始、自分のスタイルをぶん回し続けた屑鉄さんと、正統派としてお題を撃ち抜き続けたおせわがかりさんという対照的な2人で面白かった。本大会当日も予選があるので、観戦もしたいし参加もすると思うけれど、この感じだと厳しいなとも冷静に考えてしまう。手応えのあった答えが跳ねなかったり、今改めて生大喜利が難しいという実感がある。それでも、やり続けて結果が出るのを信じるしか今は無いのだけれども。大喜利終わりは、お金も無いから帰ろうと思っていたのに、つい寂しくて打ち上げに行ってしまった。昔からこういうところが本当に弱い、うさぎより全然寂しがりで、人恋しくて、今は特に人生がしんどいといのもあって、人と笑ったりお酒を飲んだりを求めてしまう。実際、打ち上げで何も考えずに喋ったり笑ったりする時間は楽しかった、楽し過ぎてしまった。3連休の最後まで、人と過ごしたかった。そんな自分が弱くて仕方が無い。早くこんなことを気にせずに人と過ごしたい、笑いたい、生きていきたい。人生を今、僕はちゃんと生きれていない。仮みたいな人生を生きている。人生(仮)と言っていい。勝ち上がって本チャンの人生に戻らなければならない。そして、また1週間が始まる。