星って言われるとなんだか重い

寒い日が続く中、またハローワークの面談にに行ってきた。精神科の意見書が出来上がってなかったので、別の求人を見て検討をしたりしたんだけれど、やはり障害者雇用だと収入も心許なく、生きていけるのかが不安で目の前が真っ白になりかけたりした。最初はまだマシだったのに、担当の人とうまく話せなくなってきて、多分回数を重ねるごとに「ダメと思われている」「こいつは出来損ないだと見損なわれている」という勝手な妄想が声を押し殺してしまうのだと思う。ハローワークの中の狭い一室の、その一角が息苦しくて仕方なくて、最後は泣く寸前の気持ちでそこを後にした。来週は意見書を貰い、福祉事業団の人を入れて3人での面談を行う。何か明るい話が出来ればいいのだけれど、この精神状態ではあまり期待もできない。ゆっくり心が死んでいく感じがある。本当に余裕があればカウンセリングを受けながら進めばいいんだけど、それが出来ないのが難しい。大概雑になって来た自炊、今日は麻婆豆腐を食べた。麻婆は楽だ、楽で美味しいから良い。それから夜はまたポケモンの映画を観た。


水の都と言われる街「アルトマーレ」を舞台に、この地を古くから守る兄妹のポケモンラティオスラティアスに訪れる危機をサトシたちが救う様を描いた映画。アコーディオ二ストcobaの美しい音楽と、ヴェネチアを元にした街の光景の良さが印象的で、かなり昔の作品ではあるものの、当時にしては凄くそこに力を入れていたのが伝わる程の輝きがあった。話の展開として、怪盗姉妹のザンナーとリオンが街を守る宝石に目を付けたことで平和が崩れるという「人間の悪しき心が自然を壊す」という教訓のある絵本のような話になっていて、最後の結末含めてかなりの重さを残して終わるのが結構しんどくもあり印象に残った。ラティオスが見ている景色を映し出せる能力がラティアスにはあって、映画のラストでラティオスが映し出した景色のメッセージ性などが、特に凄かった。爽やかな音楽と景色、そことの対象としての重い展開を持ってきたのだとしたら、製作側のバランス感覚を褒めたいところではある。結構言ったけれど、別に鬱展開という程でもないので、シンプルに良い映画として観てみていいと思います。ED曲が全部を掬い上げるくらいの明るい曲だったのも良かった。おススメです。