利き腕すら危うい

感染者数が順調に減っていく中、今週も何も無いカスの土日が始まった。否、病院に行く予定だけあって、あとは何も無い土日だった。精神科では睡眠不足と、それから来ているのか最近急に物忘れが激しくなったこと、人とうまく話せないなどの話をしたんだけれど、あんまり話を聞いて貰えない感じがあって、ああ、やっぱり精神科は3回過ぎたらもう淡白になっていくのかと感情がゼロに接近していくのを感じた。とりあえず睡眠薬の量だけ増やしてもらって病院を後にしながら、もうここには何の期待もできないなと思ってしまった。自立支援の申請が下りれば、そのあとは病院の変更もできるそうなので、おそらく変更することになるかと思う。でも、もうこの先何件回ったところで良い精神科に辿り着ける自信は毛頭ない。頼りになるのは自分の心のみなのだけれど、その心が終わってしまった場合はどうすればいいのか。誰に助けを請えばいいのか、それは本当に分からない。夜は電子決済でご飯を買おうとして、特にコンビニで目ぼしいものが見つからず、パスタとサラダを勝って食べた。パスタをやり出したら、いよいよ食生活がいつかに逆行してしまうことになるので気を付けたい。書き忘れていたけど、先週人に勧められてから、爆速でZガンダムの劇場版3部作を観始め、無事完走した。


いわゆるファーストと呼ばれるガンダムの最初のシリーズで描かれた「1年戦争」のあとに新しく起こった戦争、地球連邦軍から分かれたティターンズエゥーゴジオン軍の残党・アクシズ委の争いを描いた作品で、少年ながらガンダムに乗ることになった主人公カミーユが人々との出会いを経て精神的に成長を遂げていく姿がアツい物語だった。戦火の中で、悲しみが憎しみを生み、それが新たな悲しみを生んでいく連鎖が切なくて、ガンダムというアニメが改めて「戦争」を現実的に描いた話であることを痛感させられることとなった。加えて、今作は「男と女」という軸が強い意味を持って物語に組み込まれていて、それがまた悲しみを生んでいくのに何とも言えない感情にさせられたりもした。アニメシリーズが50話ほどあって、それを総集編的にまとめた側面もあるので、かなり省略されている部分もあって、アニメのほうもかなり気になるけれど、流石に見る時間はなさそうなのが残念なところ。とりあえず、次はタイトルだけは有名で聞いたことがあった「逆襲のシャア」を観てみようと思う。