ポケットモンスター 絶望/希望

退職までほぼ一週間を切ってきた。明日は有給消化日で祝日もあるから、実質一週間も無い。最初は辞められる安堵が強かったけれど、今ここにきて「無職」になるという恐怖が襲って来て、ココ壱のカレーがより辛く感じた。なんだかんだで未だに職が絞り込めていない、明日もしごとセンターに行くので、ちょっとでも前向きな話が出来ればと思っているけれど、果たして間に合うのか。いや、間に合わすのは他でもない自分なのだ。今日も今日とてスプレッドシート大喜利、せんだいさんのボケルバのオンラインのやつに参加して、大喜利してる間、お題を見つけている瞬間だけは全てを忘れられるけれども、Discordの通話をブチっと切った瞬間に現実が返ってくる。無職の自分がこちらに向かって歩いてくる。就活のときにめっちゃ見ていたIndeedに久しぶりにアクセスしてみるけれど、無機質なサイトに色のないページ、膨大な数の求人に目がすぐに痛くなってしまう。しぱしぱしたあとの瞳が光を捉える瞬間は来るのか。それも自分次第といえる。光といえば、アメトーークで大宮セブンという、吉本の大宮の劇場を拠点にしているユニットの特集回をやっていた。メンバーであるマヂカルラブリーM-1で優勝した記念の企画とのことで、改めてマヂラブが優勝した意味ってすごくあるなと思った。年始にマヂカルラブリー主催のライブが爆売れして、そこに出ていたランジャタイとかにも注目が当たる形になったり、今回大宮セブン繋がりで囲碁将棋やGAGがテレビに出たり、マヂラブ周りにも、その波が及んでいて。これが例えば、マヂラブがヤバい売れ方というか、ヤバい芸風で売れたとかじゃこうなっていなくて、マヂラブがちゃんと面白い漫才(議論はあったけれど)で日本一になったから説得力が出て「面白い奴が全然眠ってる」みたいな認識が広がって、結果お笑い全体における、光の当たる領域が飛躍的に広がったって感じがある。大袈裟じゃなく、マヂラブ優勝以前以後でお笑いは動いていくかもしれないし、チャンスという意味では今後何か掴める芸人が増える可能性もある。最後、大宮セブン脱退ドッキリを仕掛けられた野田クリスタルが「戦争だ、抜けるわけがない」と啖呵を切るシーン、めちゃくちゃカッコ良かったし、この人がM-1獲って良かったと思った。面白い人が報われる、そんな令和になっていって欲しい。